大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
ダンコウバイの飛騨方言 |
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私:ダンコウバイ壇香梅、学名 Lindera obtusiloba はクスノキの落葉低木。別名、うこんばな、いわずさ、やまずさ。方言量はざっと60。飛騨方言は、いわはぜ。 君:ダンコウバイは漢名よね。 私:その通り。和名になった、と言ってもいいが、ロウバイの一種とうろうばい唐蝋梅の漢名の転用と言われている。 君:梅の一種かしら。 私:いや、クスノキ。但し、早春に葉に先立ってごく小さな黄色い花をつける。ここからウメの字をもらっている。 君:では、飛騨方言・いわはぜ、については。 私:これって、やはり、いわずさ、の音韻変化だろう。全国の方言を見ても、いわじしゃ、いわずさ、などが多い。いわはぜ、は長野・岐阜(飛騨)・富山のみ。 君:ハゼノキからきているのじゃないの? 私:うーん、どうかな。ハゼは10m以上の高木。一方、壇香梅は低木。共に落葉樹だけれどね。 君:ズサとハゼ、つまりは音韻学的には倒語というわけね。手袋がロクブテとか。秋葉原アキハバラがアキバハラとか。ほほほ |
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