大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
ドクダミ飛騨方言 |
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私:ドクダミ蕺・蕺草・蕺菜は、ドクダミ科ドクダミ属の多年草の1種。学名は Houttuynia cordata。古来からアジアに広く分布する。ドクダミという名前はインパクトがありすぎて異名は特にないね。ただし漢名は蕺薬、日本語読みで、じゅうやく。飛騨方言は、どくだんべ、ろくだんべ、ろくだみ、ろくらみ。 wiki ![]() 君:あら、飛騨方言も方言量が多いのね。 私:ああ,ただし全てドクダミの音韻変化という事で、飛騨方言の語源は共通語どくだみ、である事はまるわかり。ドクダミの方言量はざっと二百かな。最大派閥が、じゅーやく、で全国共通方言。つまりは漢名。 君:ところで、ドクダミって毒性があるのかしら。ドクダミの語源は何? 私:それはいい質問だね。実はドクダミには全く毒性がないどころか、古来から生薬として用いられてきた。方言には、いしゃころし(大分)、がある。効き目が良いので医者を廃業に追い込む草という意味だ。ただし、アルデヒドの異臭を発するので、印象としては多少、毒々しい。語源には諸説がある。つまりは、裏返せば、語源は不明。 君:方言文末詞に、だんべ、というのがあるわよね。 私:そうだんべ。坂東方言の言い回しだんべ。 君:ほほほ、意味は、そうだ。でも、どうして、んべ、が付くのかしら。 私:だんべ、は、であるべし、の音韻変化だ。ただし、意味は変化してしまって、単なる断定の意味。should(英)や sollen(独)の意味は無い。 君:毒がないのにドクダミとは、これ如何に。ほほほ |
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