大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

ひるむしろ飛騨方言

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私:ヒルムシロ蛭筵・蛭蓆は単子葉類ヒルムシロ科ヒルムシロ属に分類される、浮葉性の水草。淡水または海水産の多年草。汎世界的に生育圏を持つ。学名は Potamogeton distinctus。季語は夏。飛騨方言は、びりんこ("くぐのの唄と祭ばやし"・昭和61年刊行)。
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君:まあ、共通語の語源の説明は不要ね。
私:複合名詞だからなあ。形状そのものというか。名前の由来は蛭筵で、浮葉を蛭が休息するための筵に例えて名付けられたとされる。
君:飛騨方言の語源はどうなの。
私:その前に、ヒルムシロの方言量は約40。そして過半数がヒルおよび其の音韻変化。
君:ほほほ、それならば飛騨方言についても考えるまでもない事。つまりはヒルの音韻変化の一種ね。
私:その通り。お隣の県・信州ではヒリコ・ビリコ。
君:もっと変わった方言ってないのかしら。
私:おーばんこばん、とか、こばんぐさ、とか。これも形態からの発想。
君:季語が夏というのは花の開花時期ね。
私:その通り。夏から秋にかけて。水上に花軸を出し黄緑色の小花を穂状に咲かせる。
君:実際に蛭が寝そべる草ではないという事ね。ほほほ

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