大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
ほうきたけ飛騨方言 |
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私:ホウキタケ箒茸はラッパタケ科ホウキタケ属の食用キノコの一種。学名は Ramaria botrytis。山地の広葉樹林内の地上に分布する。異名としては、カブタケ、ネズミタケ。分子系統解析が行われた結果、日本産のホウキタケ類似種はヨーロッパ産の Ramaria botrytis とは一致しないものの非常に近縁のクレードと、 Ramaria botrytis とは異なる、日本産とヨーロッパ産にまたがるクレードに属することが判明した。このため、日本産のホウキタケ類似種の多くは未記載種であり、今後は新属となる可能性が指摘されている。飛騨方言は、ネズミタケ(吉城)。 wiki ![]() 君:共通語ホウキタケの語源については書かずもがな、確かに箒に似ているわね。 私:そう。蛇足ながら、ほうき箒の語源は、ははき(ハワキ)。古代、正月の初子ハツネには玉箒たまはばきを飾った。葬送の列には箒持はばきもちが加わった、等々、神事的な用語だった。後世にホウキになった。 君:つまりは箒茸は中世辺りの複合名詞。 私:多分。 君:歯切れが良く、和食全般に向く美味な味ね。 私:そういいたいところだが、岐阜県林業センターをご参考までに。・・・ハナホウキタケは全体の色は赤味が強く、先端はやや淡い。食用のホウキタケに比べて茎は細く、根元からすぐに枝分かれ。キホウキタケは全体の色が黄色で、形はホウキタケに似る。これら二種類はそのまま食べると必ず下痢などを起こし易いので注意が必要。・・・ 君:怖いわね。 私:きのこには昔から迷信が根強く残り、これを解消しないと、きのこ中毒は増えることはあっても減ることは無い、と書かれている。縦に避けるもの、ナメクジゃ昆虫が食べるもの、ナスと一緒に料理、煮汁に入れた銀のスプーンが黒変しない場合、色が地味、いい匂いのもの、塩漬け或いはよく水洗いしたもの、地上に生えるもの、これらは食べられるという迷信。 君:でもホウキタケは食べられるし、ネズミも食べるのよね。 私:ホウキタケの方言量はざっと70、各地でいろんな呼び名。ネズミおよびその派生の音韻は最大派閥。結論だが、素人はキノコ狩りには行かないでください。 君:スーパーで買うに限るという意味ね。ほほほ |
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