大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

ひゃくにちそう飛騨方言

戻る

私:ヒャクニチソウ百日草はキク科の一年生の草本。Zinnia elegans Jacq. が学名。原産地はメキシコで、日本へは1862年(文久2年)以前にアメリカから入った。観賞用。異名としては、ちょうきゅうそう長久草、うらしまそう浦島草。夏から秋にかけて花が咲くが、季語は夏。飛騨方言は、しゃっぽばな。
wiki

君:共通語も飛騨方言も語源は簡単ね。
私:うん。花期が長いことから百日草。百日は日数が多い事の例え。長久も浦島太郎も長生きの例え。また、シャッポ、というのはフランス語で帽子の事。ラシャ製でつばのある帽子の事だ。明治の文明開化の外来語。花の形がこの帽子の形に似ているので、シャッポバナ。
君:ヒャクニチソウの方言量は多くはないわね。
私:いや、そうでもない。30から40ほどか、それなりの数。
君:シャッポバナは全国共通方言ね。
私:その通り。シャッポおよび其の音韻変化のグループは最大派閥だ。百日とか、或いは長く咲くという意味の方言は皆無に近い。
君:いまや方言は絶滅の危機、今後もなさそうね。ほほほ

ページ先頭に戻る