大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

ジャガイモ飛騨方言

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私:ジャガイモはナス科の多年草だね。語源はジャガタラ芋の略。慶長三年(1598)にオランダ船がジャカトラ(現在のジャカルタ)から伝えたもの。はじめは観賞用に栽培されていた。明治7年に北アメリカから優良種が輸入され、作物としての栽培が増した。蛇足ながらジャガイモの方言量はザっと三百でトウモロコシと並び、日本最大級。つまりは方言量増加は明治という可能性がある。ジャガイモの別名・馬鈴薯が使われるようになった。飛騨方言では、せんだいも、の名前で知られるが、実はこれは江戸時代の言葉だ。飛州郡代・お代官様、幸田善太夫、の名による。今夜の話題としては、飛騨方言の別名が、なついも(旧吉城郡)。
君:夏に収穫できるからという事で、特別に説明は要らないのじゃないかしら。
私:そうだね。強いて言えば、なついも夏芋、は全国共通方言。東北から中国まで。ナツイモは方言学的には同音異義語で、愛媛や大分ではサトイモを夏芋というようだ。ところで冬芋という言葉がないかが気になる。という事で、サツマイモと言えば落ち葉炊きだよね。ネット情報によれば、サツマイモの事を、冬いも、という事があるようなんだが。日国には記載なし。
君:結局、どうでもいいお話になってしまったわね。ほほほ

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