大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
クマヤナギの飛騨方言 |
戻る |
私:クマヤナギ熊柳 はクロウメモドキ科のつる性落葉低木。各地の山野に自生する。飛騨方言では、こつらふじ("くぐのの唄と祭ばやし"・昭和61年刊行)。 君:クマヤナギって和語かしら。 私:いや、違うと思う。日本以外では中国や朝鮮半島に分布し、漢名を「熊柳藤」という。つまりは外来語。 君:なるほど、共通語としては漢名の前方を取り、飛騨方言としては後方を取ったという事のようね。 私:うん、多分そうだろう。こつらふじ、は、こつら+ふぢ藤、の複合名詞には違いないだろうが、こつら、って何だろうね。小面、と考えるのは安易すぎるようにも思うけれど。越前方言で、こつら、は、またたび(木天蓼「もくてんりょう」)。これかもしれない。但し、飛騨方言の資料には記載がない。残念。 君:マタタビは落葉蔓性木本よ。ぴったりじゃないの。いけいけ。ほほほ |
ページ先頭に戻る |