大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
みつばかいどうく飛騨方言 |
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私:ミツバカイドウ三葉海棠はバラ科リンゴ属の1種。漢名は棠梨。学名は Malus toringo。日本と朝鮮半島に自生する。異名としては、ズミ(酸実、桷)、ヒメカイドウ(姫海棠)、ミヤマカイドウ(深山海棠)、コリンゴ(小林檎)、コナシ(小梨)、ひめりんご。季語は。飛騨方言は、こなし("くぐのの唄と祭ばやし"・昭和61年刊行)。 wiki ![]() 君:あの、いいかしら。 私:はい。 君:一般的には、ずみ、で呼ばれる事が多いんじゃないかしら。 私:おっしゃる通り。八坂書房・日本植物方言集成の見出しは、ずみ、だ。 君:では何故? 私:"くぐのの唄と祭ばやし"の記載に従った。土田吉左衛門・飛騨のことば、には記載なし。 君:飛騨のことば、って語彙数一万ほどでしょ。こちらは有名な書よ。 私:方言学というものはそういうものじゃない。本に記載されている事が全て。それ以上でもそれ以下でもない。 君:なるほど、久々野町では共通語的には三葉海棠の事を方言的には小梨という、そういう事ね。 私:うん。それにドウ棠という漢字は、各種の意味があるが、その一つが、やまなし山梨。野生の果樹。つまり意味にあっている。 君:ほほほ、残念。はずれ。別の意味、海棠は春に淡江五弁の花を開く花樹の名。梨は関係ないのよ。 私:実を見てくれ。梨に似ていないかい? ![]() 君:似ていないわ。ほほほ |
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