大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

サルオガセの飛騨方言

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私:サルオガセ猿尾枷、猿麻桛、学名 Usnea は地衣類サルオガセ科サルオガセ属(Usnea)の地衣類の総称。日本には約40種ほどある。漢名は松羅、女羅。別名、さがりごけ、きつねのもとゆい、くものあか。飛騨方言は、さるのたすき、ねこのおんぼ、ねこのしっぽ。
https://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_31.htm

君:これって深山幽谷の象徴じゃないの。
私:まさにその通り。霧のよくかかる深山の樹木の幹や枝から垂れ下がって生える。古くから漢方に用いられ、松羅あるいは金線草と呼ばれる。
君:とにかく、いろんな呼び方があるのね。方言量は?
私:うん。これが意外や意外、少ない。八坂書房・日本植物方言集成によれば、たったの21。つまりは極端に少ない。
君:なるほど、然もその21のうち、3が飛騨方言という意味なのよね。
私:それもとてもいい質問だ。つまりは飛騨が如何に山深い国かという事が分かろうというものだ。
君:北アルプスと白山連峰の国だからよね。
私:おいおい、御岳を忘れちゃいけないぞ。
君:大自然以外に誇るものがないのよね。
私:子供のころはそれが嫌だったが、いやあ、人生も晩年ともなると、やはり、故郷ってのはいいね。
君:室生犀星ね。ほほほ

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