大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

シオデ飛騨方言

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私:シオデ牛尾菜はサルトリイバラ科(旧分類ユリ科)シオデ属の蔓性多年草。別名が、山菜の女王。飛騨方言では、しゅうてんぼ(くぐのの唄と祭ばやし・昭和61年刊行)。
みんなの農業広場
君:聞いた事ないわね。
私:うん、確かに。流通はしていないと思う。山のアスパラガスとも言われる。準絶滅危惧種とでも申しましょうか、各地の山野に自生するが、知っている人は知っている、ワラビの植生と同じ。あれこれネット情報はある。当サイトは日本語に特化した情報発信をしているが、結論からいうと、シオデはアイヌ語です。本州アイヌの言葉だ。漢字は漢名から。後世の当て字ではありません。シオデの方言量は三十くらい。シオデ、の音韻から、ショウテンポの音韻に徐々に変化していった事は間違いない。これが最大派閥。シオデの方言は明らかに東日本優位。関東にもある。秋田、山形では、ヒデコ、と言われ、こちらがむしろ有名。二番目に多い音韻が、そで・そでこ、あたり。これもアイヌ語シオデからの音韻変化だろうね。
君:飛騨方言がアイヌ語といわれてもピンとこないわね。
私:どっこい、アイヌ語は日本語の中に生きている、といった例だね。東日本の地名も実はアイヌ語が多い。ひろさき弘前なんてのはそうだな。飛騨でも、みぼろ御母衣がアイヌ語に由来するのでは、と考える人がいる。
君:つまりは、御母衣にシュウテンボがあれば、これはアイヌ文化で決まりね。ほほほ

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