大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
スイバ飛騨方言 |
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私:スイバ酸葉 Rumex acetosa はタデ科の多年草だね。各地の路傍や原野に生える。漢名は酸模、蓚。異名としては、すかんぽ、だやす、すし、すいか。タデ科にはギシギシ属があり、これをスイバという事もあり、混乱する。飛騨方言は、すいか、すみさ、すいこめ、すいもぐさ、すいもさ、すかんぽ、すかんぽー、つめぐさ。 https://www.hana300.com/suiba0.html ![]() 君:まずは共通語の語源からね。 私:うん。角川古語大辞典には記載がない。従って和語の解釈が不可能。おそらくは漢名から、という事だろうね。花も根も漢方の材料として使われるようだ。漢方のレシピとしては酸模、蓚が使われて、やがで日本語としてスイバが生活用語として馴染んできたという事かな。それまで各種の呼び名であった言葉が各地の方言に残る、という事かもしれない。スイバの方言量はざっと二百で、結構、多い。 君:飛騨方言でもいろんな呼び方があるのね。 私:まあそんなところだ。 君:あなたの村、旧大野郡久々野町大西村ではなんと呼ぶのかしら。 私:ああ、すみさ、かな。土手にいくらでも生えていて、葉をポリポリとかじっておやつ替わりにしていた子供時代が懐かしい。 君:漢方の原料になるところからすれば、元気に育つ、といったところね。ほほほ |
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