大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

ツリガネニンジン飛騨方言

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私:ツリガネニンジン釣鐘人参 Adenophora triphylla var. japonica はキキョウ科の多年草。日本各地の山野に普通に見られる。漢名は沙参。別名が、つりがねそう、ととき、とときにんじん。季語は秋。飛騨方言は、あまな、ちょうちんばな。
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君:にんじん、の文字は、やはり根の比喩からかしら。
私:そうだ。しかも甘い。但し、昔は干して薬用にしていたらしい。
君:あら、でも飛騨方言は、あまな、になっているわ。
私:若葉は摘んで、うでて、浸し物とするからだね。
君:飛騨の文化というか、食べられるものは何でも食べていたのね。
私:いや、これがなかなか美味しくて、一般的にはトトキの名で知られる。日葡にも Totoqi がある。トトキは全国共通方言。山でうまいはオケラにトトキ 里でうまいはウリ、ナスビ 嫁に食わすは惜しうござる(長野県民謡)。釣鐘ニンジンの方言量は百前後で、やはり、多いほうだね。あまな、の方言は飛騨、木曽、近江。
君:なるほど。俚言ではなく、中部と関西の自然発生説の言葉ね。ほほほ

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