飛騨には、その名も美女峠(びじょとうげ)がありますが、
ネット検索してもさすがに少なく、しかも飛騨の美女峠のみのようです。
おおっ、これは全国にひとつしかない名前か、と思いきや、実は福島県にもありました。
従って全国に二つです。
そのネット情報ですが福島県大沼郡昭和村大字野尻字東2番地には、ファミリーイン美女峠、という
宿泊施設がありますが、若しや美女峠のふもとに位置している可能性はないでしょうか。
佐七の大西村は正真正銘、美女峠のふもとにあります。峠には子供の頃によく遊びに行ったものでした。
どなたかですが、岐阜県ではありませんが地元に美女神社がある方が全国の美女にちなむ名前をお調べくださいました。
美女高原は、飛騨の美女高原が全国唯一のようですね。美女峠も面目躍如です。
ネット検索すると飛騨の美女峠に関しては、やはり美女の伝説があるようです。
内容といえば、全国に数ある八百比丘尼(やおびくに)伝説にうりふたつ。
無邪気な内容です。それでもねえ、恐ろしい人喰いババアがいたとさ、なんていう
伝説でなかったのは救いです。
少し真面目に地名考と参りましょう。
飛騨国中案内という書物に郡上界(ぐじょうげ)との記載があるようです。
実は美女峠は日本一の分水嶺・中央分水嶺に位置し、
表日本でも裏日本でもなくまさに日本の屋根。
しかも古代から行政の線引きに用いられた峠であり、大野郷と阿多野郷の境でした。
これが郡上界の意味で、これが後の世に訛って、美女峠、となったのでしょうね。
少し不真面目に考えて見ましょう。
ではなぜ郡上界と呼ばれたのでしょうか。やはり・・・美女伝説があったからでしょうね。
古代から美女伝説があったのでしょう。でないと郡上界の説明がつきません。
さて、隣村には、郷土名物・美女餅、があります。
ネット販売もあるようですから皆様ぜひどうそ。
真空パックで贈答品にもうってつけ、私はよく買っています。
秋田のキリタンポと同じような商品です。
こちらの歴史は数十年で浅いのですが、創業者が当サイトで美女餅伝説を語っていらっしゃいます。
美女餅伝説が本当に伝説になるのかどうかは、
あと百年ばかりみないとわかりませんでしょうね。
なにせ始まったばかりの伝説ですから。
皆様、美女伝説の飛騨の美女峠の麓で
作られている美女餅伝説の美女餅をどうぞごひいきに。
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