高山市にあります小糸坂には
飛騨で最も古い焼き物・小糸焼
があり、また坂には小糸伝説
があることが知られていますね。
さて、松倉城(岐阜県高山市西之一色町松倉山)は
築城者は三木自綱、築城年代は天正7年(1579)です。
やはり事件はあったと考えるべきでしょう。
小糸は城の人柱に使われたのでしょう。
村人にとってよほどショックであったのでしょう。
この事件は、
侍という者どもは平気でそのようなむごい事をするものだ、
決して忘れてはなるまいぞ、と代々語り継がれて、そして現代に至るのです。
ですから小糸伝説の発祥は天正7年、今から約 428 年前という事なのです。
小糸坂は村人が娘と母をあわれんでつけた名前、そして時はながれ、
江戸時代となり、金森長近が高山を開き、小糸坂に小糸焼が生まれたのでした。
つまりは古い順に、娘の小糸>長近が命名した高山という町>小糸焼、
という事になりましょうね。
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