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別稿にもアクセント教育
の重要性について書きましたが、ただし小学校教育の事、
要は飛騨では東京式・NHK式をビシビシとやれば
よいのです。
問題は乳幼児教育ですね。
縁あって若夫婦のいずれ、あるいは両方が
関西方言の方が飛騨に住むようになり、赤ちゃんが
生まれる、さあ困ったのはアクセント教育です。
それでもご両親が共に関西方言の場合は、寧ろ問題はないでしょうね。
例えば、
飛騨は東京式アクセントやろ。
わてらどないしてこの子を東京式アクセントで
育てえ、っちゅうねん。
などという夫婦の会話が想像できますが、
悩む必要は全くありません。
大阪方言でお育てになったらよろし。
その子が二、三歳になって近所の子供達と
活発に遊ぶようになるとものの見事に
飛騨方言に染まってしまうのです。
家では大阪方言、家を出ると飛騨方言、アクセントの
バイリンカルです。
問題はご両親の片方が大阪方言の場合です。
尤もこの際だから飛騨方言式アクセント、
つまりはバリバリの東京式内輪系アクセントで
夫婦を統一しよう、とお考えならば
話はとても簡単です。
大人だってバイリンガルはかっこいい。
郷に入りては郷に従え、
大人だからたやすい事でしょう、この際は飛騨式、
つまりは純東京式を覚えましょう。
また、飛騨の出身者で関西に就職し、
なんとか京阪神アクセントでやっている人間、
筆者の同級生、は五万といる事を
お知り置きくださいませね。
私の同級生が出来てあなたが出来ないわけがない。
さて佐七が関西人に、飛騨のアクセントを覚えてください、
と不遠慮にお願いするのも、アクセント体系というのは
東京式が京阪神のあべこべという以前に、
東京式は単純、京阪神式は複雑、という事があるのです。
複雑なアクセント体系をマスターしていらっしゃる方が
ちょいと頭を切り替えて、より簡単な東京式アクセントで
発音する事などたやすい事でしょう。
また、くどいですがありがたい事に、飛騨のアクセントは純東京式なのです。
純東京式である飛騨方言が身に付けば、あなたのお子様が生涯に渡り、
言葉で苦労する事は絶対にありません。
ただしアクセント体系というのは、
やはりそれなりに複雑ですから、あれっこの言葉の
アクセントは果たしてどちらが純東京式なのだろう、
などと一瞬まよわないように、
新明解日本語アクセント辞典・三省堂、
を必ずご家庭に一冊、常備してください。
沢山のアクセント辞典があればいざ知らず、
日本にはこの辞典ただ一冊しかないのですから。
ちなみに、日に一回はこの頁を繰るのが佐七のくせ。
私はアクセントの鬼です。
もっとも、こんな場合も想定されましょう。
すぐにでも関西にお引越しの予定の場合。
この場合はやはり関西方言のアクセントでお育てに
なるべきでしょう。つまりはご両親が関西なら言う事無し、
いけいけ関西方言。
片親が飛騨方言の場合は、
その親が関西方言を覚えるべきでしょうね。
以上が前置きです。
私ども夫婦なんかもっと苦労したぞ。
渡米したのです。
キンダーに通う我が子は英語が解らない、
でも佐七は吼える、日本人の我が愛娘が英語を覚える必要
なんかありません。
ははは、どさねってえ。
キンダーなんてお客さんでおりゃえんやさあ。
わりゃ日本語だけ覚えりゃえんやさあ。
どや、とうちゃんがまた絵本を読んでくりょがあ。
といって米国で二年間育てたら、
我が子は米国でまともな日本人に
育っちゃいました。
英語を片言も話さない帰国子女、
でもそれで構わないのです、ははは。
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