大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

夫婦で方言が違う!子どもには、どちらを覚えさせるべき?

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私:まずは話題提供。ここ
君:いずれリンク切れでしょうから要約をお願いね。
私:うん。子育てでお悩みの若いママに私見を交えながらアドバイスするSNS。いろんな意見が飛び交うが、最大公約数的な結論としては、なにも気にしなくてもよい、自然のままにするのがよいし、子供は成長するにつれ友達のと会話が増えてその地域の方言を自然にみにつけていく、というもの。
君:常識的なご意見よね。
私:この件に関して私もここに書いている。もっとグローバルに考えよう。日本人夫婦が米国でゼロ歳児を生み育て、米国に家族が永住するケース。母親は博多方言、父親は青森方言だとしよう。生まれた子が真っ先に覚える言葉は?
君:ママ、パパね。
私:そう。博多方言でも、津軽方言でもいいが、一生懸命語りかけてやれば赤ん坊はまずは日本語式にママ、パパを言うようになる。母音優位の日本語ゆえCVCV。日本人の夫婦だから英語で夫婦の会話をする事はないだろう。父親には残念な事に、乳児は圧倒的に母親の影響を受けるから博多方言でママ、パパだ。やがて乳幼児ともなると共通語、つまりは東京語の音韻になるだろう。そして幼稚園・小学校ともなると家庭においてすら日本語はほとんど話さなくなる。勿論、社会においては英語のみ。中学生ともなると完全に英語しか話さなくなる。両親が小学生の子供にみっちりと漢字を教えて、子供も喜んで学ぶならば子供はやがて完全な日米語のバイリンガルになる。ただし、漢字に興味を持つ子供など皆無に近く、従ってバイリンガルが育つのは極めて難しい。
君:それも平凡な議論ね。
私:ただし特殊な例外がある。それは中二で親と共に渡米する子供。
君:どういう事?
私:日本で中一で既に英語の基礎を学んでいる。従ってガッツで米国の中学校を卒業できる。高校・大学は米国を選べば、彼は米国人になるし、漢字もガッツで学び続ければ完璧なバイリンガルになる。その反面、悲惨なケースもあるんだ。
君:どういう事?
私:子供が小学高学年で親と共に渡米し、米国の学校に入れられるケース。何もわからないので数か月でノイローゼ、従って子供と母は日本に帰国、父親は米国に単身赴任になる。
君:あなたのケースは?
私:娘は三歳だった。帰国が五歳。こういってやった。「言葉はわからなくてもいい、幼稚園はお遊びするところなんだから。友達を沢山作るんだよ。」と。自然に片言英語を学んだが、私ども夫婦は娘には一切、英語を教えていない。娘は帰国後は瞬時に英語は話さなくなった。中学生になりホームステイさせたが、英語の苦手意識が芽生えただけの体験だったらしい。ぶっ
君:今は国際化でそんな時代ね。私達が子供の頃には想像が及ばなかったわ。ほほほ

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