大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

グランド(校庭)

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私:校庭の事をグラウンドではなく「グランド」というのは飛騨方言というよりは俗語表現とでも呼ぶべきだろうね。飛騨方言では平板式アクセントだ。全国的に平板式かと思う。
君:飛騨でも折り目正しく「グラウンド」という事もあるわね。
私:うん、その場合でも平板式だ。校庭の事を全国の方言で何と言うのか、手元の資料にあたったがゼロだった。ネット方言資料も皆無に近い。日本語の表記問題としての記事は散見される。結論としては「グランド」は慣用表現。校庭の意味での「グランド」の記載は広辞苑には無い。つまりは俗語。
君:あなたの言いたいことはわかるわよ。中学生になれば英語を習う。 grand / ground 英語スペルも英語アクセントも習うのに、どうして飛騨の中高生には修正する気持ちがないのだろう、と。
私:第一に体育の先生に問題があろう。「そしゃ、まずグランド一周走る事」。国語の先生とて同じ事、「こりゃ左七、グランド見んすと先生見よ」ってな感じで、学校教育の場に方言撲滅の機運が足りなかった。挙句の果ては英語の先生も「グランド」を使ってたっけな。
君:英語の試験ともなると別ね。
私:ああ。英文法の泉
君:うむ、なるほど。
私:残念なことに問題に一か所、誤植がある。planed は間違い。 planned でなきゃね。 cf plan vt.planned, planning vs plane vt. planed, planing
君:なるほど。計画する対平坦にする。
私:こういう間違いは spell checker も grammar checker もすり抜けてしまう。基本的には英語のセンスが必要。どうして n が二個でないといけないのか、 visiting vs sitting どうして t の数が違うのだろう、と同じ理屈だね。つまりはシラブルとは何かの基礎知識が必要。英文法の基礎の基礎だ。
君:英語が好きなのね。
私:職業柄。日本語文献を読む機会はほとんどない。医師は百パーセント英語の世界で生きている。国内の学会ですら。grand presentation as well as subscription through English background ぶふっ
君:That's why you have planned to discriminate the difference between "planed" and "planned." ほほほ
cf Punctuating Around Quotation Marks

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