大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 心理学

方言意識2

戻る

僕:方言意識は学術語。ここにまとめた。先ほど得られたネット情報があるのでご紹介したい。ここ
君:いずれリンク切れ、簡単に内容を抜き書きしたほうがいいわよ。
僕:うん。「方言がカッコいい」と思う都道府県はどこ?【人気投票実施中】、主体は、ねとらぼ調査隊。ITmedia Inc.と言う民間企業。合計:1857票、実施期間:2022/03/10?2022/03/17、十傑までの結果は、福岡300票、広島240票、大阪府159票、高知122票、鹿児島83票、京都64票、青森55票、岡山45票、熊本45票、沖縄44票。
君:五傑でいいのじゃないかしら。福岡、広島、大阪、高知、鹿児島。
僕:ご自身の出身の県の方言は好きですか、という設問ではないので、そもそもが設問がナンセンス。ただしぶっちぎり一位、博多方言はかっこいいとお感じの地元の方、あるいは他県の方が多い事がわかった。芸能人の影響も大きいだろうね。回答者は若い男性ばかりのような気がするな。

君:人口で補正しないと駄目よね。
僕:その通り。つまりは四傑。福岡、広島、高知、鹿児島。
君:特徴的よね。
僕:言語意識というものは三分類できる。関西型、東北型、沖縄型。
君:どういう事?
僕:地元でも他所でも方言を話すのが関西型。地元では方言、他所では共通語を話すのが東北型。地元でもよそでも共通語を話すのが沖縄型。僕は飛騨の出身だが東北型だな。
君:随分、極端な分類ね。
僕:そう。別の分類としては★方言開示型、どの場面でも方言使用率が高い、関西人に多い、★方言抑制型、どの場面でも方言使用率が低い、那覇に多い、★使い分け型、話し相手が同郷人であるかないかではっきり使い分けをする型、東北に多い、★中間型、一貫して平均的な位置にある。
君:こちらのほうが無難ね。左七は使い分け型なのね。飛騨の古老で方言開示型の人が戦前辺りはいらっしゃったのでしょうけど、今は皆無に近いわね。
僕:更には自分が話す方言に対して自分がどう感じているか、これを心理学的立場から分類した資料もある。1977NHK放送文化研究所編、分裂型、自己嫌悪型、地元重視型、自信型、中立型。
君:分裂型とは?
僕:話す相手によって方言と共通語を器用に使い分け、それを当然と受け止め、嫌悪の感情も自信の感情もいだかない人。
君:なるほど、あなたね。
僕:そう。
君:でも左七って自信型じゃないの?
僕:飛騨方言の文法については僕なりに調べ尽くした感があるが、そう意味ではなくて、誰に対しても堂々と飛騨方言で話せるかどうか、という意味。だから僕は断じて自信型じゃないね。自己嫌悪型でもないと思う。「あなたの言葉、訛っていますね」とでも言われたら、「えっ、本当ですか!どの言葉ですか?それって学術的には気づかない方言というのです。」という事で、色めき立ってしまうだろう。だから断じて僕は自己嫌悪型ではない。
君:つまりは左七がそうであるように、日本人の中で最大派閥が分裂型のようね。ほほほ
僕:バイリンガル万歳!

君:この女の子は中間型であると思い込んでものの、分列型である事を知り、たちまちに自己嫌悪型になり、ところが自信型へと開き直り、中間型あらため分裂型で行こうと決意するコミカルソングね。ほほほ

ページ先頭に戻る