大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
ソクラテスの説得法 |
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私もよくは知らないのですが、三段論法とかなんとか、さすが哲学者ソクラテスは説得法に長けていたのですね。さて筆者のお袋はなんでもハイハイというのが口癖で、そこで考えられるのが、とにかく相手に必ずハイと答えられるように仕向ける、その間にじわじわと理論で攻めていく、というのがソクラテスの三段論法ではないでしょうか。 筆者は飛騨方言が好きで、時間があれば書いているというような生活が何年か続いていますが、あきれるのは山の神です。筆者を変人呼ばわりします。やはり、説得せねば。ソクラテス先生、では参ります。 佐七:私が毎日、ぶつぶつ言いながら書いているの変人に見えるかい。 家内:そうよ、変人よ。 佐七:そういえば毎日だな。毎日だから変人だよね。 家内:わかってるじゃないの。毎日、それしかやる事ないの。 佐七:僕が毎日してるって、他にもあるぜ。毎日ご飯を食べるのは変人じゃないよね。 家内:そうね。欧米人なら変人ね。 佐七:ははは、しゃれかい。そうだね。僕は毎日ご飯を食べても変人ではなさそうだ。逆に、三日坊主なら変人じゃないけど、飛騨方言の事ばかり三年も続けるのは変人だよね。 家内:そうよ。いつも二日坊主や一日坊主のあなただから、どうかなさったのかしら。 佐七:日本人が毎日のご飯に飽きないでも変人ではないけど、飽き性の僕が飛騨方言に飽きないから変人なんだよね。 家内:もっと家庭的にお願いね。閉じこもりのようよ。 佐七:やあ、ありがとう。僕は自分でも気付かぬ閉じこもり人間だったのか。ゴルフ狂なら人と交わるわけだし、あなたがウィドウになっても、やはりゴルフなどは社会的で好ましい、というわけだね。 家内:そうよ。下手でもお付き合いなさればいいのよ。再々挑戦、石の上にも三年、終に下手の横好き、ほほほ。 佐七:ついでに夫婦でゴルフという事が最高かな。じゃあやるか。でも、方言の同好者がいて、その人達とワイワイやってたら少なくとも閉じこもりじゃないよなあ。 家内:でも、あなたみたいな人、私の友達にはひとりもいないわよ。 佐七:時々、メールをいただくんだ。僕から発信する事もある。そんなやつら、皆、物好きだね。 家内:あら初耳、でも世の中には変わった方もいらっしゃるのね。 佐七:世の中はゴルフ好きもいれば、方言好きもいるんだよなあ。けれど人口が少ないと変人といわれてもしかたないな。 家内:当たり前よ。下手でもゴルフよ。大衆におなりになって。 佐七:下手な方言の原稿を書いてたら救われないね。 家内:そこまでわかってらしたら昨日で終わりね。 佐七:まさにその通り。いつも止めようとは思っているんだ。お恥ずかしいが、下手だからなあ。しかし未読の専門書もあるし、毎日面白いネット情報が集まるし、メールは来るし、結局はだらだらと続いてきたんだよ。君の読書も一見だらだらとしてるけど、結構面白いかい。 家内:面白いわよ。だらだらとはお言葉ね。 佐七:いや、すまん。熱中しているんだね。いやあ、僕も熱中するんだ。僕はだらだらに見えるかい。 家内:熱中しすぎよ。 佐七:いやあ、お互いに熱中するのはいい事だね。でも対象が違う。同床異夢だね。でも長い夫婦だから今更だね。さて、あなたに変人呼ばわりされたくないから、いつもの午前様が今日は久しぶりに早く寝て、飛騨方言の夢でも見るか。ははは |
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