小京都をキーワードにネット検索しますと全国に散らばる数十の町の情報として
ヒットします。数ある小京都のなかでも高山も比較的有名な小京都ではないでしょうか。
高山市民にとっては小京都といわれる町に住んでいる事は大変な誇りでしょう。
またそうでない飛騨人、つまりは山奥の飛騨人(実は佐七)であっても飛騨の中心地・
高山市がそのように呼ばれる事は誇りです。
さて全国にはわが町こそ日本一の城下町、と誇る方も多いと思います。
あるいは若し高山に城が現存していたのならば、飛騨人はことさらに
小京都を自慢にしなくても城下町を自慢しているのかも知れません。
市内を見下ろす城山公園はありますが残念ながら城はありません。
だからこそ他の事、つまり小京都、で自慢をせざるを得ないのです。
もうひとつのお国自慢が天領ですね。
江戸時代の代官所が現存する唯一の町なのですから。
しかしながら天領は江戸幕府そのもの、小京都は天皇の住まわれる都
という事でお互いに相容れないのでしょうが、飛騨人はそこまでは
深く考えません。飛騨人というのは、天領という言葉にも、小京都
という言葉にも、ともにしびれてまう人達なのです。しゃみしゃっきり。
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