大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム |
こわい2(=恐縮する、他) |
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私:こわい形クの共通語の意味は、おそろしい、あたりが真っ先に思い浮かぶが、日国には「恐い」で二つの意味、「強い」で十一通りの意味の説明がある。なかなかの多義語形容詞。 妻:飛騨方言の「こわい」もそれなりに沢山の意味がある、という事を言いたいのね。 私:その通り。土田吉左衛門・飛騨のことば、には10通りの意味の違いが記載されていた。 妻:共通語で13通りの意味、飛騨方言で10通りの意味、つまりは形容詞としての機能は共通語も飛騨方言も、ほぼ互角ね。 私:共通語の語源は、古語の、こはし形ク、この意味は角川古語大辞典では10通り。 妻:古語、共通語、飛騨方言、三者ともに大変な数ね。対応表でも作ろうと企てたの。 私:まあね。だが、すぐに諦めた。ややこしいお話は読者のお方はお好きではないだろう。シンプルに行こうと思い、ここでは飛騨方言の10通りの意味を文例を交えて列記しようと思う。文例を交えて 妻:では、どうぞ。 私:では。ざっと、以下のような感じてすかねえ。
妻:早い話が、意味としては、何でもありの飛騨方言ね。 私:そう。共通語も、古語も。だから詳しく一対一対応表を作るのは中止した。 妻:要は感情形容詞で、自分がいだく不愉快な感情を表す言葉で、これが形シクではなく刑クであるところもエキセントリックね。このモダリティは共通語・古語・飛騨方言の三者に共通ね。ほほほ |
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