大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

究極の飛騨方言・飛騨方言アナグラムコーナー

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飛騨方言について論ずるのに、どうしてもアナグラム(読みをバラバラに分解して、 別の意味のことばを再構築することば遊び)のジャンルを省略はできません。 小学校の時に、未来をミイラに置き換えるなど、時にこれで遊びましたが、どういうわけか共通語ばかりでした。

当コーナーでは、飛騨方言語彙にこだわってアナグラムを作ってみます。


いいからかす、辛いスイカ、スイカ辛い、
辛い椅子か、いかすいらか(甍)、推移からか

飛騨方言・いいからかす ですが、いいまくる、まくしたてるという意味です。 〜しからかす の部分を活用しますと、食いからかす(食べまくる)など、応用できます。

回文の意味は支離滅裂で、今回は脈絡が見つかりませんでした。うむ、残念。 暇な時に他の動詞ひとつひとつに 〜しからかす をつけてアナグラムを考えるとしましょう。
しんびょう、敏捷、秒針
飛騨方言・しんびょうですが、物静かな、神妙な状態 という意味の名詞です。 お寺さんがおみえになってお経をあげてくださる時、あるいは朝礼で校長先生のお話を聞く時は、 子供とて "しんびょうに"していないといけません。

さて、アナグラムの意ですが、かつて、そして今も世界に誇る時計技術立国・日本に一票。
べんこくさい異国弁さ、国際弁
飛騨方言・べんこくさいですが、当サイトに詳述していますが 口達者なという意味の形容詞です。 多くの日本人にとって身近に感ずる外国語といえば英語でしょうが、英語の歌詞に、あれっ文法にあっていない、はあこれが英語の方言というものか、 と妙に納得される方が多いのではないでしょうか。ビートルズにして然り、リバプール訛りというのでしょうか。

日本語にこれだけ多様な方言があるのだから、外国語にして然りです。 外国語を訛りで書き話せてこそ、語学を習得したといえます。
けなるい、蹴るない、いけるな
飛騨方言・けなるいですが、古語・け(異)なり(=めずらしい)が転じてうらやましいという意味に なったようです。

さて、隣の芝生は青くみえるものですが、隣の畑の大根の出来があまりによいのでけなるいのですが、 地団太を踏んではだめ(地面を蹴るない)、漬物にしたらいい味だろう(いけるな)、それにしても良い出来の大根だと 隣の畑をながめる佐七。
あれこわいさ、あ!これ岩佐、さわれ愛子、
礼子わさあ、
愛壊され、恋あわれさ、恋さあわれ、
ワイこれさあ、哀れさ来い、怖いあれさ、

飛騨方言でしばしば出てきます会話文"あれこわいさ"のアナグラムを作って見ました。 "あれこわいさ"というのは、喜怒哀楽何でもオッケー、とにかくびっくりした時に発声すればいいのです。 どのような意味合いになるのかは大変に微妙です。 抑揚、言うタイミング、相手の気持ちの状態などにより瞬時に意味が変わるといってもよいでしょう。

普段から相手が自分に対して好意があるか、という一点が大変に重要です。 また自分が普段から相手に対して好意を感じているか、という点も同様に重要です。 もし、自分に対して好意を感じてくれていそうな相手に"あれこわいさ"と すかさず発声しますと、相手の真心を理解しましたという、こちらの誠意が 瞬時に伝わる大変に便利な会話文ですので、全国の皆様、是非マスターしてください。

前置きが長くなりましたが、上記のアナグラム文の大意ですが、 岩佐君は礼子さんと婚約しているにも関わらず、あらっ愛子さんをさわっているのを私・佐七が偶然見てしまいました。 見てはいけないものを見てしまった佐七が発した"あれこわいさ"には 怒哀 の気持ちが込められています。 私・佐七は当然ながら"ワイこれさあ、哀れさ来い (=悲しみよこんにちわ、サガン)、怖いあれさ(=破談でしょう)"と呆然としている次第です。

変な文例で、すみません、岩佐君・礼子さんご夫妻、お元気ですか。愛子さんもお元気ですよ。
だしかんしかんだ、かんしだ
飛騨方言"だしかん"ですが、らちがあかぬ が転じて、だめな という意味の形容詞です。 この文章を漢字まじりでわかり易くしますと"だしかん士官だ。監視だ。"になります。 だめな士官なので軍隊の幹部としては不適格、リストラも出来ず、取りあえずは 見張りをつけて、監視しなくてはいけないという意味です。
ありがとえな、がなりあえと、となえがあり
当サイトのトップページのカウンターの添え文を飛騨方言"ありがとえな"で書いていますので、まずはこれでアナグラム 遊びをしてみました。"がなり合えと、唱えがあり"・・・ 支離滅裂とは言いませんが、かろうじて 意味があろう程度の苦しい文章です。でもいいじゃありませんか。遊びなのですから。笑ってください。

数分、考えていたでしょうか。突然にひらめいた感じの文章です。私・佐七めは "何でもかんでも飛騨方言でネット情報を流し続けなさい"という天の声を聞いたような気がしました。

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