ザ・飛騨弁フォーラム 方言グッズ

クレープとワイン はんちくてい

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先ほど発見した飛騨・高山市のお店、「クレープとワイン はんちくてい」、飛騨の人間ならすぐに「はんちくたい」をもじった言葉だという事がわかります。「はんちくたい」は私が知る限りは飛騨俚言形容詞、つまりは全国広しと言えども飛騨地方でしか話されない言葉です。「悔しい」という意味の「はんちくたい」ですが、語源はおそらく「なからはんぢやくなり半半尺(着)」ではないかと私なりに考えています。「はんちくたい」の意味が分からずとも、少し変わった名前の店、という事で気軽に「 はんちくてい」に入店できるのではないでしょうか。私の語源説が正しければ「はんちくてい」を漢字表記すると「(生)半尺亭」になりますね。

「はんちくてい」のウエブサイトはここです。2020年4月現在、コロナウイルス感染蔓延にて全国的に緊急事態宣言が発令されていますので、時短操業していらっしゃいますが、テイクアウトも通常通りやっていらっしゃるようですね。また電話だけでなく前述ウエブサイトトップに注文機能がありますので、便利だと思います。八軒町の本店とスーパー大手パローが経営する「ルビットタウン高山」(2019 renewal)にも支店があるようですね。

面白いなと思ったメニューが飛騨ほうけんれん草クレープ、つまりはクレープ生地が緑色、これはおそらく「飛騨(ひだまっそう)」を生地に溶け込ませて焼くのでしょうね。どんな味がするのでしょうか。コロナ騒ぎが収まって高山市のこのお店を訪れる日が待ち遠しい私です。

余談になりますが、「はんちくたい」を英語でなんというか、Nina's English Playgroud というネット情報も発見しました。bummer だそうで。情報がやや古いのが気になりますが、塾の場所がなんと私の郷里、高山市久々野町です。久々野町は人口が三千人そこそこ、しかも人口の大半が老人でしょう、オハイオ州のご出身なら本場の英語が学べるというものですが、いったいぜんたい久々野町に生徒さんが何人いらっしゃるのでしょうね。時代が変わったというか、‥例えば久々野中学校のユーチューブ動画がありました。、


女の先生が張り切って英語の授業をしておられますが、もうひとり、欧米人の先生が授業に加わっておられます。つまりはオハイオ州のご夫婦で、旦那様は自宅で英語塾、奥様は久々野中学校で教鞭をとっておられるのかも知れませんね。私の中学校・高校時代と言えば、生の英語はひたすらNHKのラジオ会話で勉強するだけでした。特に、高校時代は松本亨英会話を毎日、かかさず聞いていましたし、夜7時からの英語ニュースも毎日、聞いていました。大学病院勤務時代に米国に留学したのですが、米国人の会話で聞き取れない会話はひとつもありませんでした。今、人生を振り返るからこそ言える、あの中学・高校時代があったからこそ実現した留学。高校時代にはAFSでデンバーに留学するチャンスもあったのに、家庭の事情で悔しい思いをしました。ニューヨークに留学したのは、その16年後、33歳の時でした。 (2020/4/19)

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