大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム< |
飛騨方言入浴心得レトロ手拭い(楽天) |
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当サイトはエンタメ系か、学術(国語学・言語学)系かと問われたならば、一応はエンタメ系です。本日は楽天商品の紹介です。私のような飛騨方言フェチは思わず買いたくなってしまう方言グッズですね。 入浴作法と心得(飛騨方言) 其の壱 何しよるんや。面倒やからって掛湯もせんと、いきなり湯に入ったらだちかんさぁ。けつべたや特にあすこへは、まてぃに掛け湯をしてから入ってくりょよ。 其の弐 浴室内で、つれとでっけえ声でしゃべったり、あくれたりすると周りんしゅに迷惑かけるもんで、ためらってくれんさい。 其の参 あんばい悪くなるとよおないで、頼むで腹一杯の時は風呂にはいるんはやめないよ。 ※だちかん 駄目 ※まてぃに ていねいに ※周りんしゅ 周りの人たち ※ためらって きをつけて ※あんばい 具合 其の肆 お湯が熱いとかぬるいとか文句をそうて、周りんしゅにごわかされんようせんならん。 其の伍 いくら気持ちがええからって、湯船ん中でしょんべんこくとは信じれん。どもならんたぁけじゃ。湯がばばくなって誰も入れんようなるで。 其の陸 素っ裸で浴場や脱衣所以外を、むてんにあすこをだるだるにさせて歩き回ったら、だちかんさぁー。こっともないもんで、やめないよ。 ※そうて 言って ※ごわかされる おこられる ※どもならん どうにもならない ※たぁけ たわけ ※むてんに むやみに ※だるだる ぶらぶら ※こっともない みっともない この程度の飛騨方言の完全邦訳ならお任せくださいませ。朝飯前です。 その一、 何をしていらっしゃるのですか。面倒だからといって掛け湯もしないで、いきなり湯に入ったらだめですよ。お尻や局部へは、丁寧に掛け湯をしてから入ってください。 その二、浴室内で同僚と大きな声でしゃべったり、悪ふざけしたりすると周りの方々に迷惑をかけるので、躊躇なさってくださいませ。 その三、気分が悪くなるとよくないので、お願いですからお腹一杯の時は風呂に入る事はやめてね。 その四、お湯が熱いとかぬるいとか文句をいって、周りの方々にご立腹されないようにしないといけません。 その五、いくら気持ちが良いからといって、湯船の中で小便とは信じられません。どうもならないたわけです。湯が汚くなって誰も入れぬようになりますので。 その六、素っ裸で浴場や脱衣所以外を、むやみやたらと局部をだらりとさせて歩き回ったら、だめですよ。みっともないものですから、やめてください。 |
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