大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム文法

飛騨方言の代名詞

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私:久しぶりです。日本語は盆栽を書いて時間がたってしまいました。
君:議論の復活という事ね。
私:その通り、復唱ですが、日本語には代名詞は無い、代名詞と教える国文法は英文法の直訳であり、間違いである・・という考えがあります。
君:ずるいわ、説を紹介するだけだからというのは。
私:まあ、そう言いなさんなって、じゃあ君の意見はどうだ。逃げないでね。
君:むむ、逃げるものですか、今日の話題は。
私:星の数ほどある日本語の代名詞、めんどくさいから今日は第二人称だけにしょう、でも自分自身が使う言葉は意外と少ない事に気づいた。
君:それは当たり前よね。相手を選んで言葉を選ぶ。
私:だよね。ひとつには敬語だね。僕は・・目上にはあなた、おたくさま 同等の者には君、おまえ 目下には君 これぐらいしか使わないな。意外と少ないのに驚いた。僕ねえ、・・山ノ神に、あなた、っていってるんだよ、無難な言葉遣いしてるなあ、俺。
君:共通語の世界では、・・という事じゃないの。
私:うん、そうだった。目上には、あんたさま 同等の者にはわり 目下にはわり これぐらいしか使わないね。意外と少ないね。
君:なるほどね、じゃああなたの使う第一人称は
私:これも実に少ない。目上には私 同等の者には僕、時に私 目下には僕、時に俺 これぐらいしか使わないな。本当に少ない。
君:You said it! やはり日本語には代名詞があるのよ。あなたは佐七という名詞のかわりに、ほんの一握りのかわりの名詞をお使いなのよ。
私:ええっ、そうだっけ。
君:そうよ。代名詞 pronoun の語源を考えてみて。pro- とは助ける・援助する・身代わりになる for という意味よね。佐七という名詞の身代わりになる名詞が代名詞 pronoun 、だから英文法は正しい。それを直訳した国文法も正しい。日本語は例えば、 I as Sashichi ,などという長ったらしい言葉・代名詞なのでしょ。
私:ああ、いゃあ、そうか。僕は何がなんだか判らなくなってきた。
君:考えてもごらんなさいな。Subject がなきゃあ、言語じゃないのよ。盆栽語という概念は眉唾の可能性もあり、徹底的に吟味する必要があるわよ。
私:すごいぞ、君は英語の君だ。私は主題を提供した臣下。
英語の君:The Queen is not a subject!!とあなたは私に言わせたかったのね。ほほほ

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