大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 文法

飛騨方言における忠告の表現

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★更に文末詞を禁止の表現に接続する話法。 女性では母が子供を叱る時以外は流石に動詞終止形+制止の終助詞・な、を用いる 事はないでしょう。禁止の表現をご参考までに。 代わりに例えば、〜えな・〜いな、を用います。 例えば、書かないでね−>かくないな、見ないでね−>見るないな、出ないでね−>出るないな、こないでね−>くんないな、しないでね−>せんないな。

★形容詞だしかん、を用いる話法。〜してはだしかん、〜せにゃだしかん。 だしかんえな、だしかんぜな、と言い足すとより丁寧。

★形容詞よい、を用いる話法。〜したほうがええ、〜せんほうがええ。 ええながいな、と言い足すとより丁寧。

★〜ではいかが、を用いる話法。〜したらどうやいな、〜せんにゃどうやな、

★〜しては如何ですか、を用いる話法。〜してゃあどうやろ、〜せんほうがどうやろ、

★〜と言う事ではないでしょうか、を用いる話法。〜ってこってゃないがろ、〜ってこってねんがなあ、

★〜のほうがよいのでは、を用いる話法。〜したほうがええろ、〜せんほうがええろ、

★〜しなされ、が訛った話法。例 かにしないよ=堪忍しなされ、許してね

★言い出しにワンクッション置く話法。 そうやなあ、そんでもなあ、そんでもえな、 そりゃまあそやけどえな、おりゃおもうんやけど、等々

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