またじ ですが、飛騨方言で整理整頓する事、ものをかたづける事 を意味します。従って雪またじは雪かきの事です。
JR高山線はラッセル車が走る事がありますが、さしづめ雪またじ車とでも言うべきところです。
はや、てきない は もはや、苦しいという意味の飛騨方言ですが、第一にやられるのが腰ですね。手はつべたいし、じゃなかった、冷めたいし。
毎日降り積もる雪をせっせと雪またじしていても、本当にきりが無いところで一句となるわけです。
小さいころに私も雪またじをやっていましたが、早い話が遊ぶため、言うまでもありません、かまくらを作るためです。
特に大屋根に大量に積雪し、これではいけないと言う事で、おとなが大屋根に登って雪またじ、というか、雪降ろしをしてくれると、子供は大喜びです。
何せ、自らが雪またじならぬ、実は雪集めをしなくても玄関先の地面、ベスト位置に労せずして、大量の雪をゲット、かまくら作り作戦がぐんとはかどる訳です。
屋根に登った父が、"おおかた降ろしたで、もうええろ(いいだろう)。はや、てきないで、またあしたや。"と言えば、
大量の雪をゲットした私も、"とうちゃん!、気をつけて降りて来んにゃあ、だしかんぜえ!!"
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