大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

りんご箱、"かいしょ"を出してそり作り

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かいしょ というのは 甲斐性 を意味する飛騨方言ですが、時として かいしょう とも発音する事はあります。 うっかりそう発音すると、それは標準語だ!といわれてもしかたないのでしょう。勿論、"かいしょ" なら文句なく飛騨方言ですね。 飛騨では専ら 生活能力の意味で使われますので、夫婦間ではゆめゆめ、"このかいしょなし!"などとは言ってはいけません。 おっと完全に脱線していまいました。

さて、昔は冬場に、りんごもみかんも木箱で買ったものでした。 りんごの箱は大きくも、みかんのはちいさい。慣れない大工仕事をして手ごろサイズなりんご箱でそり作りをしたものでした。 段ボール箱というものは、うーむ、見かけませんでした。たしか醤油ビン、酒ビンなども半ダースが木箱に入っていませんでしたか?

飛騨の子供は飛騨工の末裔です。そりひとつ作れないでは名折れです。なんとか"かいしょ"を出して(=創意工夫して)作ったものです。 私は特にぎっちょだったものですから、ふふふ、おりゃ多分 左甚五郎 の末裔やさ。

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