"がで" という名詞のは飛騨方言で、分量を意味します。しかも分量が多い状態を示す事が多いのです。
従いまして、"おっ!、漬物が、がでやな。"という文例は、皿に漬物がてんこ盛りの状態の時に思わず発します。
ただし、女性を指差して、"おっ!、あの人の胸は、がでやな。"などとは、例え思っていても、口には出さないでください。
そういえば、亡き祖母がひなあられを作ってくれました。
私にとってはあられは、明らかな季語です。否、祖母そのものです。
他のご家庭には、そのご家庭なりの季語があるのでしょう。
ふっと思い出したので、ついふらっと一首、詠んでしまいました。
ひなもち用についたついでに、細かく切り、といっても大人の指の爪ほどの大きさですが、
これを炒って自家製のあられを作ったのです。
砂糖をまぶし、甘くします。
あられ一個に "がで"があり、更には それが"がで"盛ってありました。
お袋が今も送ってくれるひなもちは、がで があるので、あられ"も" と詠んだのですが。
贋作に近いですね ・・・・
佐七の作る、飛騨方言俳句"も"、能が無い。(詠み人しらず) |