大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 発射五秒前!第一エンジン点火!

ストーブは、"ほえ"と"あかし"と"すぎば"で着火

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"ほえ"、"あかし"、"すぎば"と飛騨方言を三連発の一句を思わず詠んでしまいました。 季語・ストーブについては何も申すまい。 いや、たいていの家では囲炉裏とこたつ、ストーブの家はゼロ、小学校は全教室にストーブがありました。 学級当番・佐七が思わず詠んだ一句です。

ところで、"ほえ"、"あかし"、"すぎば"といっても旧高山市の町中では通じないかもしれません。 飛騨山村の人には必ず通ずると信じます。 "ほえ"は枯れた細枝(ほそえだ)、"すぎば"は枯れた杉の葉を短縮した言葉でしょう。 "あかし"はあるいは、松の枯れた細枝か、とにかく割ると、割面は赤く、やにっぽいものでしたが、 語源が赤色に関係しているのは間違いがないのですが。 以上の三種の火付け材料ですが、本日ネット検索しても、いずれもヒットゼロ、 なんとこの飛騨方言俳句が世界初のネット情報となってしまいました。究極の飛騨方言です。

我が家では土間で火を起こすのは"おくど"さん・お袋の仕事、そして夕方に風呂をたくのが私の仕事で、親子で結構、プロでした。 実は、勿論、着火材料には新聞紙も使いましたが。当時は岐阜日日(にちにち)新聞(改め、現岐阜新聞)という社名だったと覚えています。

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