大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 我が道をマイペースで

雪が消え、そうそと歩くあぜ道を

飛騨方言俳句コーナーに戻る

春が間近になりますと、田んぼのあぜ道、裏山の南斜面、学校の周りの土手などは地面が出てきますので、 田んぼに未だ根雪があっても、長靴なしでズックで歩けるようになり、行動範囲が増えます。

飛騨方言"そうそと"ですが、"そうっと静かに"という意味の副詞です。 ネット検索しますとわずかに三十件程度でした。飛騨全域、富山、そして名古屋地域で同じ意味で使用されています。 中部地方にわずかに残り今や死語とってもよい"そうそと"よ、あわれ。

おっとどっこい、
"そうそと"は死なず、"そうそと"消え去るのみ
 ( The old soldiers do not die. They just fade away. (マッカーサー語録))。
ネット語として未来永劫にここに生き続けるのです。

ところで何故、"そうそと" なのでしょうか。やはり "そうそうと" が音便変化しているのでしょうか。 ところが "そうそうと" をパソコン辞書変換しますと "早々と" となってしまいました。 予想は出来ましたが、正反対の意味になってしまいました。 "そうそと"は むしろ"遅々として"に近い意味ですので、お間違えなさいませんよう宜しくお願いします。

追記 2006/4/2 佐七辞書そうそと

ページ先頭に戻る