飛騨方言形容詞"はんちくたい"ですが、共通語では"くやしい"という意味になります。
ネット検索では飛騨以外の発信が見当たらなく、また当サイトにご紹介しています各種飛騨方言辞書
にはどれにも書かれていますので、これこそ飛騨を代表する俚言のひとつと言えましょう。
なまはんか、なまはんじゃくであってイライラする、歯がゆいという意味から"はんちくたい"が派生したようです。
勿論、現在ではただ単に悔しい思いの時に使用される日常会話単語です。
さて、人生悲喜こもごも、小学校も小学生にとっては人生そのものですね。
新学期の大イベントは担任の先生が誰になるか、新任でおみえの先生は果たして
おりぃだちにやさしゅう接してくらはるか、それが問題ですが、
これはクラス全員の共通問題なのであまり深く考えなくてよろしい。
がしかし、席位置だけは、これだけは決して全員の共通問題ではありません。
いい思いをする者がいれば、悪い思いをする者もあろう、まさにこれからの
一年の長きの人生を決定してしまうのです。
小学校の低学年の時の席ですが、椅子は個人毎でしたが、机は二人一組のものでした。
机は左右に等分され、ふたつの天板が蓋となっており、中に教科書、ノートなどを格納しました。
粘土、クレヨンなど毎日使用するものは家に持ち帰らず、そこに常駐させます。
学年は男女比が1:1でしたので、当然ながら二人一組机には、ぼう(=男の子)と、びい(=女の子)
のペアが一年間座るのです。泣くな佐七よ、後は何もいうな。
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