夏の食べ物、トウモロコシの事を飛騨方言でとうな、と言います。
ところで、トウモロコシの語源ですが、とう、は中国の唐の国で、もろこしも中国の事、つまり中国中国ということでしょうか。
また飛騨方言・とうな、ですが、あるいは、唐の国からきた菜っ葉、唐菜、という意味でしょうか。
もとより、トウモロコシの菜は食べるものでは有りません、食べるのはあのツブツブの実です。
ですから飛騨方言・とうな、というのはきわめて非論理的な方言名詞でしょう。
あるいはもし、とうみ(唐実)、とうだね(唐種)、などという飛騨方言があればむしろよりわかりやすいのですが、
勿論、飛騨方言ではそのような言い方はありません。
今、とうだね(唐種)でネット検索したら百万件以上でした。とても調べる気になれません。
句意ですが、きょうとうほ(橋頭堡)という言葉がわかりにくいかも知れません。
ネット検索すると説明がありますが、出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』、
"橋頭堡(きょうとうほ)とは、「橋を守るために作られた砦」を指すが、
更には「敵地などの不利な地理的条件での事を有利に運ぶための拠点」をも指す。"、
不利な戦いを有利に運ぶためにまず確保すべき陣地の事です。
トウモロコシも、上手に食べるにはコツがいる、食べ方、いわゆる"とうな"の食べ方作戦ですが、
私・佐七の作戦は、まず指を使ってトウモロコシの実が整然と並んでいる一列だけをほじくりだすのです。
そうっとほじくり出せない場合はやむを得ず、二列目も使用します。
こうやってきれいに一列の溝ができたら、後は簡単、下あごの前歯を使って次々に次の列、
次の列をほじくっては食べ、ほじくっては食べ、つまり、食べ残しがないようにきれいに食べるというのが
私のいつもの作戦です。入れ歯になってもこのやり方は通用するのでしょうか。
|