飛騨俚諺り形容詞・あぐるしいですが、暑苦しいなどの意味に用いられます。
また季語は夏を意味するクールビズで、今年の流行語でしょうか、省エネルギー、冷房節約を意識した男性の略服で、
これを仕事着として社会的に定着させようと言う事で、国会議員さんなどが本会議以外などで率先して始めておられます。
また、形容詞・あぐるしい、も夏をあらわす季語というべきでしょうか。
俳句の原則は季語がひとつ、ですから、どうも基本に忠実ではないようですが、ご容赦を。
句意ですが、今、衆議院選挙戦たけなわでまさに夏の陣ですが、きっちりとネクタイに背広に身を固めて炎天下に選挙演説も
なかなか大変です。さぞかし暑苦しいであろう議員さんに、あぐるしいろ、と問いかけてみました。
飛騨方言で、暑苦しいでしょう、と言う意味です。
"ろ"というのは古語の、らむ、が変化した言葉です。
動詞、形容詞、形容動詞、三者各々の終止形に"ろ"をつけると、〜でしょう、という意味になります。
例えば、"あつがるろ。"といえば、あつがるでしょう、と言う意味です。
あぐるしいろ、といえば、あつくるしいでしょう、という意味です。
飛騨方言では形容動詞、三者各々の終止形にも"ろ"をつけると、〜でしょう、という意味になります。
例えば飛騨方言の、たいへんやろ、は大変だろう、という意味ですが、〜だろう、も
元々はといえば、らむ、が変化したもののようですので、たいへんやろ、は大変なり+らむ、という意味になります。
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