大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

ひこ寝して背中がさぶし秋の風

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ぱくりの佐七です。この句を芭蕉翁はどう思われるでしょうか。 笑って許してくださいね。 ところで飛騨方言の部分が二箇所ありますが、(1) ひこ寝、というのはうたた寝、仮寝、という意味です。 また飛騨方言では、さむいとも、(2) さぶいとも言います。 ここでは当然、芭蕉翁の胸を借りるという事で文語調に、さぶし、としました。

句意ですが、私が今住む町も秋深し、結構、寒くなってきています。 コタツが恋しい季節となっています。飛騨ではなおさらの事でしょう。 うたた寝していますと、丸くなって寝ますのでおなかはそうでもなくとも 背中のほうがゾクッとして目が覚めた、という意味です。

それにしても、季語にずばり、春夏秋冬の言葉を用いていいのでしょうか。 例えば、上の句、あるいは下の句ですと、春なんや、夏やなあ、秋やえな、冬やけど、 などを用いればいくらでもひねり出せそうですが。 やはりそれは、、、、、私自身が納得できません。皆さんはどう?

蛇足ですが、ひこ寝、は俚言かもしれません。そしてさて句では、ひこね、と しなかったのは明確な理由があります。若しそうしますとこの俳句が数十万件ある 彦根ネット情報に埋もれてしまうからです。

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