大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

かげろひのめんたまの乾きあるかなきか

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今日はポカポカ陽気です。先ほどですが何気なく遠くの甍の波をみていましたら、 ゆらゆらと何と陽炎がみえるじゃありませんか。 季節を感じたらさっと一句詠まなきゃ私も本物とはいえないでしょう。 季語はかげろう(=陽炎、かげろひ)でいいのですが、さて飛騨方言部分や如何に。

私は円錐角膜による複雑乱視でハードコンタクトを常用していますが、 いつもつい目をぱちぱちしてしまう癖がありますので、それじゃあ 飛騨方言でいうめんたま・目で詠みましょう。蛇足ですが 首っ玉を飛騨方言でくびんたまとも言うのですが。

係り結びも入れてみました。 (枕詞)陽炎の形状から、「それかあらぬか」「あるかなきか」「ほのか」などにかかり、 古代の人にも親しまれているようです。 「―それかあらぬか春雨の/古今(恋四)」

さて句意ですが、おおっ陽炎だが、コンタクトをしている私の 更なる持病ドライアイかと思って めんたまをぱちぱちとしてみたが、やはり陽炎だった、春だなあ、という歌です。

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