書誌・飛騨萩原方言の植物語いがヒットします。サイトは国立情報学研究所です。学術書ですが、それにしても飛騨方言の植物語彙でも専門的な話になりますが、ひとつの町に限った方言植物語彙とは。
筆者なりに著者に興味を持ち、先だっては早速にアマゾンで氏の著作のひとつ・都竹通年雄著作集第一巻、音韻・方言研究篇、ひつじ書房、を買い求めました。内容は難解ながらも面白いのですが、それについては何れまた別筆で。まずは、同書の著者略歴には都竹通年雄(つずくつねお) 1920年岐阜県飛騨萩原に生まれる。1974年東京都立大学大学院修了。武蔵大学講師を経て、1980年より富山大学教授。1984年没。享年64歳。 とありました。なるほど道理で。実は萩原のご出身で、日本語方言の研究者。故人となられて久しく、富山大学の文系卒業者の方もよくご存じない、という事ではないでしょうか。著者略歴に在る如く、五十四歳にして大学院修了、とは大器は晩成す、と夢思う事なかれ。実は東條操の方言区画論に深く参与し、若い時から業績を残していらっしゃるのです。全国の方言を聞きまくった方らしいのです。いわば、大学院修了は寧ろ、やっつけ仕事、と言う事だったのでしょうか!!/blockquote> |