大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

おいだおいだぁおいだ○●▼○●●▼○○

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さて何の意味でしょうか。 飛騨方言をご存じない方は多分、こどもが駄々をこねて、いやだいやだ、と言っているのではと 思われませんか。 当たらずといえども遠からずです、じゃあなかった、近いといえども当たらず・不正解です。

答えは、年老いた老田さんてのは、やはりいやですね、という意味です。 上の句のついて、飛騨方言では完了・過去の助動詞・た、は濁音になりますので、 老いる、の活用は(老いだら、老いだろ、)老いだ、です。 中の句について、飛騨方言では主語を表す係助詞はしばしば省略され、あるいは 弱く発音されます。つまりおいだぁ、は、老田さんは、の意味です。 下の句ですが、佐七辞書の動詞・おくの通りで、 おいだ、といえば、やめた、という意味です。 つまりは、、、、あんな人好きになるのはもうやめた、という事です。 老田さん、どショック。

同窓会で久しぶりの顔に会いますと、彼だけまあなんともはや老けてしまっていて まるで昔の面影無し、私の心の中の思い出の老田君はもっとかっこよかったのに。 やはり名は体を表すのね。 いとしの老田さんへ、ねえ見て御覧なさいあなたのかつての同級生ライバル・若松君。 彼のはつらつと若々しい事、あなた今、完全に負けてるわよ。

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