大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 歴史 |
日琉祖語 |
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方言とは畢竟、古代ロマンです。私が飛騨方言に関心があるのは、奈良時代から現代に至るまで飛騨方言がどのように変遷してきたのだろう、小さなピースをひとつ見つけては記憶を整理し、それをこつこつ積み重ねて飛騨の古代ロマンに近づきたいという事。さて文献がひとつあります。(ここ)。立ちどころに敷衍できるキーワードは、京都大学文学部、危機言語。出版物もみつかりました。『危機言語・言語の消滅でわれわれは何を失うのか』ニコラス・エヴァンズ 著/大西正幸・長田俊樹・森 若葉 訳(ここ)。以下、思いつくままに。 ★現在、絶滅危惧言語と言われるものが琉球方言、八丈方言。これが現代の国語学・方言学の喫緊の最重要課題。 ★この危機に唯一、ご尽力しておられるのが京都大学文学部と国立国語研究所。かなり浮世離れした先生がたばかりですが、地道に南海諸島でフィールドワークをしておられるようです。 ★中国人と思しき研究者名は台湾の先生でしょう。欧米人の研究者すらいらっしゃるのに私はじめ日本人の大半は無関心。 ★私とて関心が無いわけではないのですが、あまりにも難解すぎて南海の事を何回読んでも、何の事なんかい? ★日琉祖語というジャンルを私がとても嫌っていた時期が十年ほど前にありました。橋本文法の橋本進吉先生に師事なさった大野晋(すすむ)先生の所謂、日本人とインド人が同じ言葉を話していたのだろうという古代ロマン説。大野先生、そりゃないですよ。小学生でもわかります。 ★それでも最近は京都大学をはじめとして学者の先生方がまともな事をおやりになっていらっしゃるので、ようやくほっとしました。 ★誰もが古代ロマンは大好きです。なにせ我らが日本人のご先祖様のお話ですから。どなたか古代の飛騨方言について私に教えてください。 |
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