つきあげ+方言でネット検索しますと、岐阜市(岐南町)、鳥取県東伯郡湯梨浜町、岐阜県岩村町、茨城県西地方の方言等々、
全国からの発信がありますので共通の方言でしょうか、いずこもてんぷらの意味です。
飛騨方言としてはブログ記事・ボロ具横丁さんの飛騨の方言・包装紙
の通りです。飛騨高山:さくら井やさんの包装紙とのこと、
なるほどそういえば飛騨ではテンプラの事をツキアゲといいますネ。
でもその語源って何なのでしょう。全国各地の方言でしたが、古語辞典にはありませんでした。
国語辞典にもありません。辞書にすら掲載されない俗語、庶民のことばということでしょうか、それにしても。
勿論、上記の各サイトには語源の注釈はみられませんでした。
ただひとつ、岐阜県岩村町からの発信、岩村町公式サイトさんの岩村町の方言
の記事では、つけあげ、つまり何かをつけて揚げたものだからテンプラはツキアゲだとのたもうていらっしゃいます。
それにしてもつけるっていったいぜんたい・・・ひょっとしたら・・ころもの事でしょうか。
もしそうだとすれば岩村方言では下二段の連用形・つけ、が、四段の連用形・つき、に化けるというわけでしょうか???
私には信じられません。
さて春闘も決着しましたが、突き上げられた社長さんがたご苦労様でした。飛騨の名物・ツキアゲを酒の肴に
一杯やってください。勿論、テンプラ・つきあげの語源は突き上げではないでしょう。絶対にちがいます。
月夜の晩にテンプラあげてツキアゲでもないでしょう。
ずばり佐七の山勘ですが、尽きあげ、と言う事じゃないですかあ。本来ならば揚げ尽きたもの、これ以上揚げていると
こげちゃうもの、つまりはから揚げになろうとしているものが尽きあげ・てんぷらという事なのでしょう。
つまりはつきあげを食べ終えると、終え食べる(勿論こんな共通語も飛騨方言もありませんが)と
言っていたかもしれない、あげつき、と本来言うべきところをつきあげと洒落てみた言葉の
遊びのような気がしてならないんですよ。
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