ずんべ○●●は今は飛騨の民芸品として売られているのみですが、
冬季にのみ使用する藁の長靴の事です。
あるいは戦前までは実際に使用されていたのかも知れません。
実は飛騨の俚言ではないようです。
山形県米沢方言として、ずんべ・藁沓、のネット情報がありました。
米沢方言以外には発信は皆無に近く、珍しい言葉といえましょう。
江戸末期・国府広瀬の大坪ニ市の書・農具揃、を読みますと、
隣家まで、つまり数十メートル、行くのに用いるわらぐつを、トナリ、
といい、長靴状でもう少ししっかりしたくつを、ズンベ、といい、さらには
俵状に頑丈に編んだ雪靴を俵ズンベ、というようです。
また大坪ニ市は同書中、ズンベの語源について、藁沓・トナリ、と異なり
ずんと遠くまではいて歩くからズンベというのであろう、と記載しています。
また、同書にはズンベというものは、やはり歩いていると雪が入ってきて
中が濡れるために実際にはあまりずんと遠くに歩いていくのに適さない、とも
記載されています。
ところで飛騨センターの平成十六年度事業報告のネット記事に、
『夏休み子ども体験フェスタ2004 世界あそぶんカーニバル2』 8月6日(金)〜8月8日(日)、
◆ステージイベント◆
ハンドベルとキッズダンスのひだっ子ステージ(6日)、
ずんべ飛ばしなどのひだっ子ゲーム(7、8日)、
の記載があります。
こちゃる日記さんに
当日の奮戦記が紹介されています。ステージにズンベが写っています。
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