大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 多義語 |
あねさ |
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私:飛騨方言一般名詞「あねさ」だが、意味は「おねえさん」。これが多義語になっている。語源は「あねさま」。更には、あねま、あんね、あうねー、ねー、などに音韻変化している。飛騨方言では尊敬を表す接尾辞「さま様」は「さ」になる事が一般。例えば郵便屋さんは「ゆうびんやさ」。 君:共通語「ねえさん」とて多義語だわね。姉の敬語、若い女性、女中、経験を積んだ芸者・女給、等々。人間関係を表す一般名詞全般に言えるのじゃないかしら。 私:要はそういう事。飛騨方言では、主婦、主人の妻、姉妹の上級者、妻(夫)の姉、兄の妻、若い女性一般。 君:尊敬すべき女性という意味では首尾一貫しているわね。 私:その通り。年齢的に年下の女性であれ兄の妻ならお姉さん。 君:父親の再婚相手が若い女で、その女をお母さんと呼ぶより余程ましよ。 ほほほ |
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