大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 

キャッチコピーとは

戻る

私:表題だが、広告業界の用語だろうか。キャッチコピーの作り方は★伝えたい「相手」を決め、★抱いてほしい「イメージ」を考え、★伝える「メッセージ」を絞り込み、★メッセージを表現する言葉を挙げ、★組み合わせる事。当サイトでどれだけキャッチコピーを扱ってきたか、先ほどは一覧表を作った。
君:一言で言えば、単なる羅列。印象無しと言ったところね。
私:そういう事だ。これから内容を充実させようと思う。つまりは方言学の本質を読者の皆様に簡単にご理解いただくために積極的にキャッチコピーを活用したいと考えている。
君:具体例がいいわよ。
私:例えばこんな例がある。とても重要な事。岐阜市と名古屋市は電車で20分ほどで中部経済圏という事で同一文化の姉妹都市だが、実は指定の助動詞が全然違っているんだ。名古屋(尾張方言)は東京と同じく「だ」。岐阜市(美濃方言)は大阪と同じく「や(じゃ)」。木曽川を挟んで決定的な東西対立があるという事。
君:なるほど。それを一言で著したいのね。
私:その通り。だもんで信長・そうやで道三。
君:名古屋では「だもんで」以外の言い方が無いかしらね。
私:勿論あるよ。「だで」とか、「そうだで」とか、単に「だ」のみでも良いね。つまり、信長だ・道三や。
君:そうなんだ名古屋。そうなんや岐阜。
私:うん、要するにそういう事。但し、あれこれ言い出せば切りがなく、それではキャッチコピーが作れない。だから5・7・7の俳句のように言いやすいひとつのみを選ぶのがコツ。
君:まだ他に例が無いかしら。
私:とても、と言う意味で名古屋方言では「どえらい」という。だから、とてもうまい、は名古屋方言では「どえらいうまい」。そこで出来た商品がキリンビール名古屋限定「キリンでらうま」。
君:尾張方言はさておいて、飛騨方言の一押しキャッチコピーはないかしら。
私:一覧表の中の1975-1990 カゴメCM集で決まり。2:03〜の「こうたろう、野菜をどっさりとらにゃあ、だちかんぞ。」、中学校の同級生のお母さんが出演なさった。放映された当時、地元久々野町は大騒ぎになった。ぶっ
君:だちかんぞ、は、らちあかぬ、の音韻変化で、だめですよ、の意味だわね。ほほほ

ページ先頭に戻る