大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム 佐七のわらべ歌

おりも仲間にのうた

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「おり」は「私」の意味で飛騨方言では男女ともに使います。男性の場合は普通に「おれ」の意味ですが、女性の場合も普通に「わたし」の意味で用いるのです。江戸時代まで続いた日本語の用法そのものという事で、「おれ」の語源は「おのれ」つまりは相手に対する謙譲の意味ですから、女性が目上、つまりは夫、恋人、姑に対して用いる事が可能ですし、目下、つまりは下の兄弟や自分の子供、に対しても用いられます。

「おまえわりいで」と歌われていますが、飛騨の音韻だと思います。「せんこうじ」以外は実際には存在しない寺の、つまりは架空の名前という事になりますね。千光寺は〒506-2135 岐阜県高山市丹生川町下保1553に位置する有名な寺です。

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