大西佐七のザ・飛騨弁フォーラム

隣組(大勢で縄跳びした時のわらべ歌)

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原詩 :戦時中の国民歌謡、隣組 
作詞:岡本一平    作曲:飯田信夫

とんとんとんからりと隣組           
格子を開ければ顔なじみ
廻して頂戴、回覧板
知らせられたり知らせたり

となりぐみ


とんとんとんからりのとなりぐみ
さあさ、おはいり、○○ちゃん
廻して頂戴、帰らん坊
知らせられたり知らせたり
(では無かったはず、うーん忘れた)
隣組といえば、戦時中によく歌われた国民歌謡ですが、ある方が http://www2s.biglobe.ne.jp/~matu-emk/tokuyam.html に詳述しておみえです。

さて私にとっては懐かしいわらべ歌・隣組ですが、 小学校の校庭で、腕力のある二人が大縄の両端を持ち、ぶん回す中、 上級生、下級生、男女入り乱れて縄跳びの輪に入っては出ては、よく遊んだものでした。 その時に皆でこの歌を歌うのです。いわば、はやし歌です。

さあさ、おはいり とは 縄跳びの輪の中に入れ という誘いの意味です。 廻して頂戴 というのは、勿論、大縄の両端を持つ二人にぶん回し続けろという 励ましのフレーズです。まわすのは回覧板ではなくて、勿論、大縄です。

極めつけは 帰らん坊 の語です。原詩の回覧板が、いつのまにか飛騨方言・帰らぬ坊や になっています。大変にみごとな(でもないか)替え歌です。 ですから、私の心の中に今までずうっとしまい続けてきた (例え誰に笑われてしまってもかまわないが)私にとってとても大切な歌・となりぐみ。

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