徳光和夫さんの涙がヤラセなのは周知の事実
なのだが、誰もが感動し涙してしまうという24時間テレビの
「100kmマラソン」は本当の所どうなのだろうか。
24時間で100kmなんて平均時速5km/h未満の世界だ。
果たしてその辛さは感動するに値するものなのか?
実走検証するノエルにとんでもないアクシデントが起こる!


今年の24時間テレビ恒例の24時間100kmマラソンは杉田かおるが見事走破したわけだが良く考えてみると24時間で100km走ることは平均時速にして4.17km/hで走れば良いわけでそのレベルはちょっと早めに歩いた感じで決して涙を流し感動するレベルではない。騙されているみんなを正気に戻させるためにはノエルが実際に走りその余裕さを示すしかないのである。しかし、俺は若い。若干のハンデを与えてやった方が同じ条件でできてよい、そのハンデとは練習を一切せずに、サポーターもな
しに単独で走るというものだ。それでも走破する自信はあった。目的地をちょうど50kmある豊田市に設定しそこから折り返すというコースを選んだ。出発地点はバイト先で車はそこの駐車場へ1日停めることとなった。邪魔な荷物をなくす為車の鍵をも友達に預かってもらった。準備万端でスタート!(PM8:35)しかし、予想外の出来事で大きく出遅れる!ええっと・・・携帯は?そう。肝心の携帯電話を忘れたのである。これでは連絡が取れず万が一何かあった場合迎えに来てもらえない。こんなアフォなことは当然親には内緒だ。もし、走破することができなかった場合       (写真はR248とR19の交差点PM22:59)
友達が迎えに来てくれることになっていた。幸い車の鍵を預けた友達は豊田への通り道だったので友達の家にいき、友達の車で自分の車まで戻り携帯を取りに行く。そこからのスタートはさすがにシンドイので、友達の家の近くのコンビニがから再スタートをする。(PM9:20)(1枚目)まぁこのぐらいのハンデがあった方が面白いっしょと思い走るが多治見約15km(23:05)地点で・・・股関節が痛い。痛すぎる。そんなはずはないさ〜それは分かってる〜筋肉から疲労が来ると思っていたが関節ときた。ちょっとヤバイかも・・・24時間後にみんなの前に格好よく現れる脳内リハーサルまで
行っていたというのになんてこった。平均時速4km/hで、無理はしないと計画を立てていたのだが先ほどのロスタイムを取り戻そうと我を忘れ初っ端からターボを使用してしまったのだ。ターボを使い果たした足はペースはどんどん落ちて走ったり歩いたりの生活が始まり瀬戸市に入る。(AM0:08)なんといっても関節が痛いんです。骨ですよ骨。嫌な予感が脳裏をかすめる。いいや正直焦っていた「もう駄目かも分からんね」と。この時すでにプロデューサーノエルはどうしたら感動したフィナーレを迎えれるかばかり
考え始めた。ちょうど道は明かりが無くなり真っ暗な道が何kmも続き考えるには十分な環境だった。また、空を見上げてみると綺麗なオリオン座が見えるではないか。車だけでなく歩くのもたまにはいいかなと思っていたのだが、怖すぎるんだよ。なんだこの道。しかも寒い。ちょっと腕時計を見てみる。するとなかなかいいペースじゃありませんか、この調子ならひょっとしたら走破できるかもしれない。とまた異常なまでのプラス思考で再び足が動き出す。そう。自分の
中の眠っていた何かが目を覚ました。ノエルよ僕は野球部だったんだ!あの厳しい練習を思い出したらこのくらいは・・・いきなりターボを掛けられぶち切れ状態の股関節を無視し走り始める。掛け声は当然野球部のランニングの掛け声だ(これマジ)意外といける。ペースはなかなか速く瀬戸市街まであと11km!(AM0:15)それにしても暗い足元が見えん。数分に1台という車の通行量は闇からの恐怖から解き放たれる幸せなひと時であったが、車のドライバーから見たら恐怖そのものだったであろう。
こんな深夜に上下白のハイネックとジャージでまとめた格好は幽霊そのものであり、これにビビッたドライバーはセンターラインを大きくはみ出し、センターラインに設置されたキャッツアイをパンクしんばかりに激しくボコボコと踏んで行く車もあった。(びっくりさせてスマなんだ)気温は9度と寒い。というのもそろそろ足が限界師範で走るのを止めて歩きが主となっていた。関節だけでなく、ふくらはぎやその他色々から苦情が殺到していたからだ。またまた諦めムードが漂い、いつ引き返そうか迷っていた国道248号の深夜だった。
瀬戸市街地に近づく。ここでプロデューサーノエルに一つのシナリオができあがっていた。「ここらで諦め夜明けと共に引き返す→家に帰り休憩する→24時間後に友達の前に現れる→残念だったね→でもよく頑張った!→(゚Д゚)ウマー」これでガッツもびっくりOK牧場この時(AM02:06)朝までは時間がるからどこかで休む場所を探そう・・・となるとあそこしかない(・∀・)ニヤニヤ
豊田市まであと18kmの標識が見てらんない。俺はすでに挫折した身、別にええやないかここまで32km走ったんだ、引き返せば64km走ったことになる。いい経験さ64kmなんて走ったこと無いからいい思い出になった。めでたしめでたし。さぁあとは休む場所を決めるのだが・・・
それは偶然現れた。おっここだ(・∀・)ニヤニヤ

100kmマラソン2