ずっと気になっていたことがあったのです。向かい側の山に一つ建物があるのです。地図で言うH地点であります。あそこは一体なんなのかどうしても気になっていたのであります。ちょっと行ってみることにします。 | |
甘かった。本当に甘かった。小高い山の上に立った家はどこからか上り口があると思って探しておったのだが、見つからん。ということで例の如くムスカ歩きで笹を掻き分け強引に山に登っていく。(かなり急で木などを頼っていかないと登るの不可能) | |
ムスカゾーンが永遠と続くと思われたその時、建物発見(・∀・)が・・・様子がおかしい。おかしすぎる。なんであなたまで笹に侵食されているの?と問いたくなるぐらいだ。建物の東側はかなり侵食されマジヤバイ。 建物の西側はというと・・・ |
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(・∀・)なんとかセーフ。というより怖い。マジで怖い。東から西に来る時玄関を見たのだが、はっきり言ってとても単独では入る気にはならない。ちょっと下の画像のサンプルを見てください。↓ |
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かなり逝ってます。風が強い日だったので朽ち果てたベニヤ板が音を立て揺れます。画面右側には受付カウンターのような場所が見受けられます。鉱山の事務所か何かでしょうか?恐らくここ数年いや、下手をすればもっと長い期間人の侵入は無かったと思われる。まるで誰か来るのを待ち続けていたかのように。お昼なのでお化けはさすがに寝ていると思ったので、とりあえず一歩入ってみることにした。 | |
廊下です。ちょっと綺麗に見えますが、かなり逝ってます。画面下部分の何かある場所。実は落とし穴です。ノエルはそこを歩いた時見事にハマリ、背筋が凍り思わず「おっ!!」と言ったことがいまだに記憶に残っています。一見落ち葉が溜まっているだけのように見えますが、実際は30cmほどの窪みがあります。一体なんのために存在するのかは不明ですが・・・。この落とし穴の恐怖で免疫ができたのか、平気でズカズカと入っていく勇気が湧いてきました。 | |
ここは廊下から左にある最初の部屋です。写真は部屋の隅から廊下側を写しています。かなり荒れています。この書類の束は窓が開いていたことから人為的なものではなく、風によるものだと思います。紙には当時の給料明細や名簿・新聞広告など今思えば歴史的価値のあるものばかりだと思います。隣の部屋に行ってみます。 | |
ここが入って右側の一番目の部屋です。机が置いてあり一番広いことからここが所長室&事務室のような気がします。ぜんぜん怖そうに紹介してませんが、実際に行ってみて下さい。怖いですよ^^; | |
ここは恐るべしトイレです。外からしか入れないようになってます。当然垂れ流しで、外の堀に繋がっています。そこから直接汲み取って処理していたのでしょう。かなり不気味ですよ。←シツコイ というか紹介する順番を間違えました。ここは事実上最後に訪れた場所なのです。 | |
この部屋は入り口より左側2番目の部屋です。道具置き場のようです。窓が無くてかなり荒れてます。この写真は外から撮りました。 | |
また紹介する順番を間違えてしまいました。事務所に戻って書類の撮影です。画面の書類は「昭和42年分給与???扶養控除申告書 コーワ化学業株式会社」とあります。現在なら個人情報保護法に引っかかり、お役所より警告が出されているでしょう。まぁ、これらの情報は家の外の笹達によって厳重に保管されているわけですがね。 | |
上の写真を撮り立ち上がって東側を見る。入り口から見て右側で部屋の置くにあたる。あそこには本棚もあり一番の中枢部のように思われる。よってみて調べてみると・・・ | |
「興和炭鉱株式会社」とはっきりと明記されている書類を見つけました。マッチ箱もあり、そこには TEL.19と書かれており、すなわち電話番号が二桁であって昔って感じがしていいと思いました。(゚д゚)ハァ?あと、ハガキも多数ありました。本当に歴史的価値が高いと思います。 | |
廊下より奥に進むとなんと風呂があります。怖くてとてもじゃないが、中には入ることはできません。ここの風呂の形からしてみると、やはり、野外にあったお風呂も同じ形でタイルで間違いありませんね。 | |
最後に見つけたのは・・・服(;´Д`)ここはお風呂よりも手前にある通路の左手側になります。はっきり言って・・・これ見て外に出ることを決めました。とても手に取る気にはなれません。あと、ヘルメットも落ちてました。歴史的価値は相当なものを感じます。 |