写真には載っているのだが、実際の場所はお役所でも
事実上特定できていないという奇妙な物件「饅頭婆古墳」
あのイメージ写真は捏造されたものだったのか?
ノエルが徹底調査に乗り出す!!


昔話の挿絵
先日の調査では、例の写真はおろか、古墳らしきものも見つけることはできなかった。デジカメを落とし、さらには、木や葉を触った後に目をこすったことが原因で、顔面がかぶれてしまい、1週間は大変な思いをしたので、もう絶対あの場所には行かないと誓った。が、そのぐらいは覚悟の上でやっており、次からはどうするべきか対策をとるいい機会となった。
 さて、あれだけ探しても見つからないということは、次のような可能性が出てくる。@写真自体が捏造(想像図)である。Aあの写真が撮られたのは1980年代であり、ここ20年で古墳が自然消滅してしまった。B所詮昔話で話自体が事実でないCまったく別の場所にこの古墳が存在する。のいずれかである。一番確かな方法は、「20年前に古墳の写真を撮った人物に聞く。または、この昔話の語り手の鈴木氏に聞くこと」である。次の方法としては、現在今地区では先日探した古墳を含め、周辺に複数の古墳が存在しており、

市役所の方に見せてもらった地図
詳しい場所が不明の古墳も多数存在している。それらを一つずつ当たっていくことで、写真の古墳を見つけることである。一つ目の方法は自分で探すしかない。二つ目の方法は手元の資料だけでは不可能なためまた市役所に行って聞いてみる。幸いにも市役所の方は前回ノエルが訪れた後に、より可能性の高いと思われる場所を調べておいて下さり、場所を示してくれた。赤の矢印の部分がそうである。探すとなると、左側にあるため池側から真東に入り小さな山を越えて下りかけた部分となる。
 なお、地図の見方は黄色の●が位置を特定できた場所で、その他が場所不定の古墳となっている。ノエルがこれから探そうとする古墳は、不特定の古墳ということになる。
ちなみに前回探した場所が右上のもう少し上に言った所にある。

福寿禅寺の門

自分の使用した地図(実物)
市役所の方と話した結果、昔話の語り手と、場所不明の古墳の両者を同時進行で探すということになった。語り手の鈴木○○さんについては、今地区には鈴木さんが多い集落があるため、容易にその人の家を特定することができた。さっそく近くの福寿禅寺に車を停めてGO!。なお、このお寺の犬は怪しいノエルを見ても吼えることなく、しっぽを振って興味深そうに見てくる。さすがはお寺さんで、よくできた犬だと関心しながら語り手の鈴木さんの家へと向かう。ピンポンを押してそのことについて聞いてみるが、残念ながら語り手の鈴木○○さんはすでに亡くなっており、「饅頭婆については聞いたことがあるが、詳しい場所までは分らない」といった感じで、話の詳細は伝わってはいないようだった。仕方なく、おしーえてーおじいさん♪とアルプスの少女ハイジの歌のごとく、付近のご老人さんを見つけては尋ねてみるが、「(´・ω・`)知らんがな」「 m(_ _)m 聞いたことはあるが詳しい場所はしりましぇん」と地元住人でも知る者が少なく調査が難航しておったところに、ノエルに女神が微笑んだ!「あー昔おったよ。婆さん饅頭売りおった」まさに奇跡だった。その方も鈴木さんで昔話も知っていた。ノエルは地図を出して大体の場所を教えてもらい、何度もお礼を言いながらその場を後にした。が、教えてもらった場所は(画面中央の○を簡単に塗りつぶした部分)市の方が教えてもらった場所(ため池より右に移動した部分)とは違い、いくらか疑問が残ったが、両方を探すしかない。計画としては、ため池部分に車を置き、そのまま山に入り、見つからなければ、おじいさんから教えてもらった場所を探そうというわけだ。赤い部分に車を置き山に突入。かぶれないように長袖長ズボンはもちろんのこと、顔にタオルをしっかり巻くという徹底ぶりだ。黄色の線がノエルの歩いた大体の足跡だ。(上の市の地図とも見比べてね!)
はっきり言って、もう5月なので草とか木とか枝とかクモの巣とか虫とかウザイんですよ。左手にクモの巣ワイパーの枝。右手は木々を掻き分けワイパーとなる。このとき、クモの巣破壊が通算2000本となり、可児市でも指折りのの「クモの巣ハンター」として見事殿堂入りを果たしたノエルであったが、ノエルも決して順調にクモの巣駆除を行っていたわけではない。足元が不安定で下を向いたいたときの顔面不意打ちや、駆除したはずなのに、顔にまとわり付く気持ち悪さや、こういった波乱万丈のクモの巣との死闘の末にノエルはこの金字塔を打ち立てたわけである。よってこの記念すべき2000本目をはたき落とした時にはノエルのHPは半分近くに減っており、そろそろ8Gの薬草を購入し使用しなければ安心して旅が続けれない状態であったのだが、そんなノエルにさらなる悲劇が襲い掛かる!!それは、いつもどおり道無き道を歩き、いつもどおり落ちている枝を踏み・・・動く!!?そのとき!!

(;´Д`)(;´Д`)(゚∀゚)(;´Д`)









ノエルたちは逃げ出した!!(ゲームを知らないと分からんですかねm(_ _)m )

(補足)HP・・・ヒットポイント。体力でこれが0になると死ぬ。MP・・・魔法を使うたびにこれが減っていく。LV・・・レベル。これぐらい分かるだろ。
危なかった。ただでさえHPが不足しているというのに、あんな長いヘビと戦ったら毒を喰らった上に、「パーティーは全滅した」となり、金を半分取られた状態で教会から再スタートとなる羽目になっただろう。((゚д゚)ハァ?ゲームノヤリスギダッテ)しかし、本当に驚いた。一瞬両者の時間が止まった。といっても馬鹿ノエルはこれは良い機会だとカメラを向けて一回目が上手に撮れなかったからと、2度も取り直すという馬鹿ぶりを発揮した。が、もう5月でいつヘビに出くわしてもおかしくない。ヘビだけではない。スズメ蜂やモンスターなど油断をしてはいけない。何しろ単独調査なので万一ヘビにがぶりとやられたら、誰も突っ込んでくれず、誰も「大丈夫?」と慰めてくれず、どうリアクションをとればいいか困ってしまうから。だから注意しなければいけない(違うだろ)。人間が威張れるのは所詮道具があってこそだべ。と思いつつ探していると、岩の大群が・・・ま、、、まさか!?(゚∀゚)ついに発見か?胸高鳴るノエルの運命はいかに!?最終章へと続く!


饅頭婆古墳3