友人から仕入れた情報。「我田の大岩伝説」その伝説とは
花フェスタ東入り口の向かいにある階段を上ってしばらく行くと
大きな岩が現れ、その岩の上におにぎりを置き、岩の周りを
一周するとそのおにぎりはいつしか消えているというものだ。
また、その岩からの眺望は絶景だそうだ。詳しい情報が
ないまま管理人の単独調査が始まる!
「ワガタの大岩伝説」可児市民である管理人ことノエルもまったくの初耳であった。まずは聞き込み調査から。この伝説がどのていど知られているのだろうか?伝説の名脇役であるおにぎり購入のためコンビニに寄る。地元の人と思われるコンビニのおじさんに聞いてみた。彼はあっさり「知りませんね」と答えた。意外と地元でも知名度は低いのかもしれない。普通伝説というと、魔物や、弘法大使がつき物なのだが、この伝説はおにぎりが消えるというものだけだ。裏に隠された由来が存在する
可能性は大きい。さて、問題の大岩への道だが花フェスタ東入口の向かいの山の階段を登りひたすらいくと・・・という情報しか得ていない。自分で探す必要があるのだ。車を邪魔にならない場所に駐車し、例の階段をさがす。その階段は容易に見つかった。それは太元神社奥の院という神社へ上る階段だ。この花フェスタの前の道はよく通るのだがまさかこんな神社が存在していたとは思わなんだ。ちなみに祭神は、「国常立尊・応神天皇の二柱」とある。
先ほど購入したおにぎりを入れたカバンを携え、鳥居を越えて、わくわくしながら階段を上る。意外と立派な階段だ。この調子で行くと伝説の大岩はすぐに見つかるのではないかと期待できる。そりゃ、伝説とも言われているぐらいだからそこまでの道はそれなりに整備されているものだろう。友人は迷うぞと忠告してくれたのだが、この調子なら神社の境内の裏の小道の先に大岩があるんでしょwって感じだ。
階段を上ってしばらくいくと、雑草のなかにポツンと不思議な社が現れる。これが神社の境内だというのだろうか?ええっと・・・ムゴ過ぎる。しかも草ボーボーで管理されているかどうかも不明である。祀られている御神体がかわいそうで仕方ないので思わずポケットから5円玉を出して御賽銭を入れる。訪れる人が少なすぎて管理をする費用や手間が掛けられないのかもしれない。こんな同情されるぐらいなら、祀られないほうが、神もずっと気がらくだろうにと思った。さて、大岩に続く道は・・・
(゚Д゚)ハァ? 無いじゃん。道らしい道は神社の境内?までだったのだ。この瞬間さっき考えていたことは消し去られた。友人の忠告は正しかったのだ。やはり自分で探すしかない、とりあえずそこからの景色は美しいということなので山の上に行けばいいと考え上を目指す。もう少し服装など準備をしてこればよかったと少し後悔をする。歩いているうちに暑くなり着ていたダウンジャケット脱ぎお荷物が増える。こういった森林浴もたまにはいいではないか、運動不足な自分にとっては最高の
時間ではないかと思っていたのもつかの間。
おかあさーん!(;´Д`)
道が無い上にこの状態である。右肩にカバン、そして左手には折りたたんだダウンジャケットというなかなか辛い格好で探索することになる。写真では当然分からないだろうが、山は草や木だけではない。蜘蛛の巣が激しく、草の少ない方へ進もうとすると巨大な蜘蛛の巣が顔面にかかりと、最悪な状態が続く。不自由な両手を駆使して、蜘蛛の巣除去をしながら先に進む。無論この進んでいる方向が正しいと
は限らない。このままお母さんゾーンを進むのか?というとそうではないようだ。ちょっと進むと森に出て、再び森林浴が味わえる。しかしこの写真を見てのとおり急な上り坂になっており、11月の終わりというのに汗ばむ暑さだ。道らしい道は依然として分からないが、確実に上に上っている。
しばらく上ると「御嵩」と書かれた変な区切りの棒のようなものが現れる。知らない間に御嵩町に入っていたのだ。適当に歩いているようで、実は確実に伝説の大岩に近づいているという確信がなんとなく持てる。とここで微妙に道?とも思えるような場所に出る。この道?が伝説の大岩まで続いているということを期待しながら足を進める。それに写真の黄色のポールは最近立てられたものだ。最近緊張が高まっている可児と御嵩なので領土問題に対して慎重になっているのかもしれないが、可児側は一歩出遅れたのかそれとも余裕のよっちゃんなのか自国の領土を誇示するものは設置されていない。
しばらくすると、景色がひらけてきた。画像中央の禿げた木は落雷によるものだろう。ということはここが山のはずれということになり、伝説の大岩だと確信をする。もしこれで違ったら諦めるしかない。もうお母さんゾーンはこりごりで、それにかれこれ20分以上歩いている。運動不足の管理人にとっては正直しんどいのだ。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!


目の前に大きな岩が現れた!!

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