可児市の誇るローラーすべり台のある「やすらぎの森」
そこは過去に自殺があったとされる、隠れ心霊スポット。
掲示板に寄せられた情報を元にノエルが単独調査に乗り出す
!!

〜本調査編〜

※下調べ編にある写真と重複する画像が
何点かありますが、昼と夜を見比べてお楽しみください。
また、全体的な地形が分からない場合は、一番下の地図をご覧下さい。

お昼の下調べにて、ある程度この公園の地形や情報を仕入れ、どこを回るか?など脳内リハーサルをしてから、バイト終了後に再びこの公園へとやってきた。が、そこは昼の世界とは別世界で、公園の門前で記念撮影を行うが、いきなり怖い。閉ざされた門が、一度足を踏み入れたら最後、生きては帰れない禁断の別世界への入り口のように見え、その後に広がる密閉された空間を意識させられる。が、そんなことはなく、恐怖を覚えつつも、門の脇にある小道を通り抜け、すたすたと中に入っていった。(※口頭で夜間に調査することは事務所の方に伝えてあります。
夜間の利用は想定していない園内では街灯が存在するはずもなく、かろうじて月の光があるだけでそれ以外は、まったくの闇に包まれている。この闇の中では、唯一の光源として持参したランタンでさえ、十分とは言えず、数メートルの範囲しか照らすことができず不安がつきまとう。闇に浮かび上がる時計は9時を指している。辺りは昼のセミのけたたましい音とは打って変わって、コオロギなどの秋を感じる虫たちの音で賑わっている。
もちろん最初の目的地は「鉄塔」である。できれば水辺のこの遊歩道は利用したくなかったが、(考察ノエルの「幽霊が出るためのの三要素」を参照)できるだけ最短ルートでいきたい。が、ここで「バシャ!!」と水が跳ねる音がした。さすがに心臓が微妙に停まった気がしたが、落ち着いて音の方向をよく見てみると鴨の集団がいるではないか、突然現れた珍客ノエルに驚いてでもいるのだろうか。この一見「密閉された夜の公園」にも動物などたくさんの住人がいるのだ。皆がいるのだから、それほど怖がることはないのだ。「ただ・・・やっぱり幽霊も住み付いているんだよね、普遍な生活を邪魔されて怒って出てくるかもしれないよ・・・」。とか言うと同行している怖がりの女性は「もう!そういうこと言わないでよ!!」と素で怒り出すのだろうが、幸いにもここはノエル一人。妄想しながらほくそ笑む。(キモイ)
くだらない話は置いて、鉄塔へと続く遊歩道の外周を歩く。息切れで心臓バクバクなのだが、それは身体的な心臓の鼓動ではなく精神的な緊張が主である。昼の息切れとはまったく種類が異なる。とりあえず怖いのだ。「誰かに見られている気がする」「今何かいなかったか?」などと思い始めるとキリがなくパニックに陥ってしまい、そうなるともう後ろを振り向かずダッシュで逃げるしか無いわけです。が、ここは百戦錬磨のノエル。後ろに誰かいると思ったら、しっかり振り向いて見る。何かいると思ったら、立ち止まり注視する。言っていることは実に常識的で簡単だが、これを覚えるのにはノエルは随分と時間が掛かった。というのも元々ノエルはお化け屋敷すら入れない大の怖がりでこのような状況になった場合、「怖くて後ろを振り向けない。怖くて注視できない、怖くて目が開けられない」といったことが多々あり、頭の中のみで恐怖が肥大してパニックに陥っていた。
百想は一見に如かずという言葉があるが(ない)、実際に目で見てそこに「何もない」という確信が持てれば頭の中の恐怖は一瞬にして消え去り、経験として覚えていくのだ。しかし、もし目で見たものが本物の幽霊だったらどうするか?現在でもっとも簡単で効果的だと言われている幽霊の対処法は次の通りである。『幽霊が出たらチンコだ、チンコを出せ、とりあえず下半身裸になって待機しろ、そして幽霊が また出たら奴の目を見ろ。目線の動きを捕らえろ 一瞬でも奴の目がチンコに向けられたらお前の勝ちだ 』この対処法を見習い、ノエルもいざという時のために、ズボンのチャックに手を当てがいながら歩くが、これでは夜の公園を徘徊するただの露出狂ではないか。そこら辺は注意が必要である。
話がずれてしまい、せっかくの怖いイメージが台無しだが、心臓バクバクで山道を歩き続けること約10分。暗闇の中に薄っすらと鉄塔が見えてきた。怖えーよ。少なくとも過去にここで人が亡くなったことは間違いないのだからね。チンコがどうのこうのと言っていられる状態ではない。本来なら鉄塔の根元まで行き写真を撮るべきだったのだが、この夜の鉄塔内のピラミッドパワーには凄まじいものを感じ、とてもじゃないがそこまで歩む勇気はノエルには無かった。手早く写真を撮り終えると、すぐにこの場所を去った。(写真では遠く感じますが、この写真でも結構近いんですよ。)
しばらく進むとこのようなローラー滑り台の出発点が見えてくる。昼は楽しそうな滑り台が暗いというだけでこれほど姿を変えてしまうとは恐ろしいものだ。
念のため出発地点まで行ってみる。こりゃ怖いわ。ここを夜に滑ろうものなら間違いなく子供の霊が「一緒に遊ぼう」と寄ってきて、ここを滑り終える頃にはあの世に連れて行かれてしまっているだろう。(また怖いことを平気で言う)一人でここを滑るのはちょっと勇気がいるな。夜に限らず、昼でも体が大きいので途中で停まってしまうのではないか?と滑るのを躊躇してしまうだろう。おとなしく引き返す。(下の写真で言う、緑の線と黄色の線の境です。)
分かりにくいかと思いましたので地図に落書きをしてコースを示しました。、
青→赤へと進行&写真を撮るたびに色が変わっていきます。
このような順路でいきました。なお、写真下側の!マークは鉄塔です。

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